Google翻訳で英語学習不要

Google翻訳といったAI翻訳の精度が年々上がってきている。

TechCrunch Japanでも紹介されているように、つい最近、無料でGoogle自動翻訳アプリがandroidでもiphoneでも使えるようになった。

そのため、「自動翻訳アプリがあれば英語学習なんかいらなくなるのでは?」という意見が出てきている。

英語学習がいるかいらないかは人によるところ。

ではどんな人は英語学習が不要になるのか、その点を深堀したよ。

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Google翻訳とかAI翻訳精度の向上で英語学習が不要になる人とは

結論からいうと、AI翻訳で事足りる人は次のような人だよ。

  • 必要な情報だけ知りたい人
  • 翻訳がちょっとおかしくても我慢できる人
  • 翻訳が間違っていたら気付ける人
  • 日本語を話さない人と仲良くなるつもりがない人
  • 海外の文化にあまり興味がない人
  • 機械翻訳が間に入って多少の間が空いても平気な人
  • 機械翻訳が間に入って多少イライラさせてしまっても気にしない人
  • 英語が話せる自分になりたいと思わない人
  • 英語に興味がない人

逆に、ここの「全てに当てはまらない人」は英語学習が必要だね。

では、具体的にどういうことはみていこう。

1. 必要な情報だけ知りたい人

日本語だけで調べると、英語で調べればすぐにわかるような情報でも全然ない場合がある。

具体的な問題を検索するとその情報量の差にぶち当たる。

そんなときに英語単語を調べて、その調べた英語で検索すれば情報を得られる。そこでGoogle翻訳を使えば、ある程度の情報をつかむことができるだろう。

たとえば、英語メールを作りたくて、次の修理依頼するときの英語メールの書き方という記事で紹介している一文をGoogle翻訳で調べてみよう。

Our customer informed us that they accidentally dropped IKE45, serial No. XXX, and the outside parts have been broken.
顧客より連絡があり、IKE45, シリアル番号  XXXを誤って落としてしまい、外装品が破損している状態です。

Google翻訳の結果は次の通り。

google翻訳の訳について

かなり良い精度であることがわかる。

ただ調べごとのためだけに、英語が必要というのであれば、AI翻訳で十分なのでわざわざ英語学習する必要はない。

 

2. 翻訳がちょっとおかしくても我慢できる人

AI翻訳は、まだまだ完璧とは言えない精度だ。

特に、日本語から英語の翻訳性能はまだまだ改善の余地がある。

例えば、Google翻訳2019年12月2日時点での「お世話になっております」は、

We become indebted toと訳される。

お世話になっております

We become indebted toはいくらなんでもおかしい。でも、このような間違いは気にならないという人は、英語学習は不要だろう。

実際英語メールで使う、「お世話になっております。」に相当する英語は次のようなフレーズがある。

  • I hope this email finds you well.
  • Hello, I hope everything goes well with you.
  • Hello, I hope all is fine.

「お世話になっております。」という英語はない。そのため、英語で表現したいフレーズを相手の文化を感じた上で訳し直す必要があるんだ。

詳しくは、「いつもお世話になっております」の英語メールの書き出しを参考にしてみてくれ。

 

3. 翻訳が間違っていたら気付ける人

AI翻訳の場合、間違いは起きるときがある。

最近の有名な間違いだと、「習近平」を「ミスター・くその穴(shithole)」に誤訳してfacebookが謝罪したことがある。

afpbbで日本語の記事が読めるし、BBCで英語の記事が読める。

これほどの間違いは稀と思うかもしれないが、知らない言語に訳し、それをわからないまま使うと悲惨なことになる。

逆に、翻訳が間違っていることに気付けるレベルの英語力があるのであれば、AI翻訳をうまく活用するといい。

その英語力がないのであれば、間違う可能性を受け入れる必要がある。

例として、「電話をしたのですが、ご不在だったのでメールを差し上げました。」という文をGoogle翻訳にかけてみよう。

google翻訳の訳について

「ご不在」という謙譲語を使っているのに、主語が「I」になっていて「私がご不在している」というおかしいな文章が出力されている。

そこで、主語の「あなたが」を追加して訳を確認してみたところ、次のような英訳が出力された。

google翻訳の訳について

正しい英語なんだけど、子供っぽい。

というくらいになる。

使えないことはないけど、毎回この文章でビジネスをされると、相手をイライラさせてしまってもおかしくはないだろうが、その点を受け入れられる人は英語学習は不要といえるレベルで意味は通じるだろう。

 

4. 日本語を話さない人と仲良くなるつもりがない人

日本人と日本が好きな外国人とだけ話せればそれでいいという人は、英語学習は不要だね。

英語がなくても仕事はまだまだなくならないし、給料は他にも上げる方法があるから問題なし。

 

5. 海外の文化にあまり興味がない人

違う言語を勉強するというのは、その言葉をただ勉強するのではなく、その言語の背景にある環境や文化を知ることに直接的につながる。

そのため、英語を学習する過程において、同時に海外の考え方や文化の違いを自然と知ることになる。

そのような海外の文化に特に興味がないのであれば、英語は要らないだろう。

 

6. 機械翻訳が間に入って多少の間が空いても平気な人

機械翻訳を使った会話では、必ず母語を話す→機械が翻訳処理する→機械が翻訳した言語を話すという一連の流れがある。

  1. 必ず母語を話す→機械が翻訳処理する→機械が翻訳した英語を話す
  2. 直接英語で話す

この二つでは明らかに後者が早い。

このタイムラグを受け入れられる人は、英語学習は不要だね。

 

7. 機械翻訳が間に入って多少イライラさせてしまっても気にしない人

機械翻訳を使用して会話する場合、自分はよくても相手はどうかわからないところ。

機械翻訳から出てくる感情の乗らない言葉を嫌う人は今後どれだけ時代が進んでも存在し続けるだろう。

だれが機械翻訳がOKでOKではないかなんて見分けはつかないので、ある程度相手をイライラさせてしまっても気に留めない人は、英語学習しなくてもいいだろう。

 

8. 英語が話せる自分になりたいと思わない人

英語にコンプレックスをもっている人に、無理やり英語を勉強すべきだとは思わない。

ただ、苦手を克服することで、幸せの感情を感じたり、自分に自信がつくことは大いにある。

英語を知ることで、自分を肯定してあげられる可能性があるのであれば、絶対に英語学習すべきだ。

でも、ちっとも英語が話せるようになる自分になりたいと思わないのであれば、機械翻訳の進歩を待つのもありだろう。

 

9. 他文化に興味がない人

他国の文化や環境に興味がない人は、むしろAIの機械翻訳を導入すべきだね。

ただビジネスで必要だからとか、学校で勉強させられているだけだから、という理由ならば、思い切って英語を捨てるのはなんの問題もないだろう。

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まとめ

Google翻訳はたしかに便利でとっても使い勝手がよいんだけれど、英訳や日本語訳が間違っていることはまだまだある。そして、英語知識が乏しい人にとっては英訳や日本語訳が間違っていても気付けない。また、意味はわかるけれども子供っぽい文章というか、Google翻訳された感がどうしてもでてしまう。大人が作ったとは思えない文章がアウトプットされる点もビジネス利用の場合は注意が必要。

日常会話なら笑いのネタになるようなGoogle翻訳でもビジネスでの利用となると、会話のスムーズさが売上や相手との関係に響く可能性高く、Google翻訳でもOKかどうかは、もはやビジネスパートナー次第という人任せな状態となる。

英語学習がいらない人

  • 必要な情報だけ知りたい人
  • 翻訳がちょっとおかしくても我慢できる人
  • 翻訳が間違っていたら気付ける人
  • 日本語を話さない人と仲良くなるつもりがない人
  • 海外の文化にあまり興味がない人
  • 機械翻訳が間に入って多少の間が空いても平気な人
  • 機械翻訳が間に入って多少イライラさせてしまっても気にしない人
  • 英語が話せる自分になりたいと思わない人
  • 他の文化に興味がない人

全部に当てはまる人は、英語学習に割く時間を他の学習に当てた方が絶対に良い。

どれか一つでも当てはまらないのであれば、英語学習はやっておいた方がいい。

英語はただのコミュニケーションをするための「道具」としてしかとらえていない場合は、ビジネスにおいてもその差は数字で現れる。

営業する立場なら、モノを買う立場から考えてみてほしい。調達する立場なら、自分がモノを売る立場から考えてみてほしい。自国の言葉を勉強して話してくれる人と翻訳機で話してくる人のどちらとビジネスをしたいか。

 

英語学習をすべき人

  • 変な翻訳英語を使うのは避けたい
  • 自分で何かを発信したい
  • 英語が上手に使える自分でありたい
  • 英語が話せる自分でありたい
  • 他の文化に興味がある人

翻訳技術の進化を待つといった他力本願な考え方は捨てて、自分でその状況を手に入れるための努力をするのがおススメ。

 

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