つづりの奥にある「書く」のつながり
scribとscriptは、ラテン語のscribere(書く)とその変化した形につながります。意味の関連を見つける手がかりになりますが、今の訳を部品の足し算だけで決めることはできません。
describe と subscribe にある scrib、台本を表す script。似たつづりの奥には、ラテン語の「書く」というつながりがあります。でも、describe と言われたら、必ず紙に書くのでしょうか。
scribとscriptは、ラテン語の「書く」につながる
ラテン語の動詞 scribere は「書く」。そこからできた過去分詞 scriptus にも、同じ動詞のつながりがあります。英語の語源を読むときに出てくる scrib- と script- は、この形の違いを手がかりにできます。
英語の script は、ラテン語の scriptum(書かれたもの)へさかのぼります。映画や演劇の台本という今の意味は、「書かれたもの」と結びつけて覚えやすい例です。
ただし、これは語がたどってきた来歴です。「英語では動詞のscribを、名詞にするときは必ずscriptに変える」という単純な変換規則ではありません。新しい単語を作るときの万能な型としては使わないようにしましょう。
三つの語を、今の意味と一緒に見る
- describe
- 様子や特徴を言葉で説明する。「書く」につながる語源でも、口頭の説明に使えます。
- script
- 台本など、書かれたものを表します。文脈によって他の意味もあります。
- subscribe
- 購読・登録する、考えに賛同するなど。何に対して使っているかで意味を選びます。
三語を「書く」という糸で結ぶと、ばらばらに見えていたつづりに関係が見えてきます。一方、現代の日本語訳は三語とも違います。語根が教えてくれるつながりと、文の中で必要な意味を、両方持っておきます。
describeは、声に出して説明するときにも使う
Could you describe the room? は「その部屋の様子を説明してもらえますか?」。相手は、紙に書いてほしいと指定しているわけではありません。
It’s small, but it gets a lot of sunlight. と口頭で「小さいけれど、日当たりがいいです」と答えられます。scrib が見えるからといって、訳を「書く」に固定すると、この場面の自然な意味から離れてしまいます。
書いてほしいか、話してほしいかを判断するには、依頼全体や状況を見ます。語根は単語の背景を教えてくれますが、相手の依頼のすべてを決めてくれるわけではありません。
subscribeの「下に書く」は、今の訳を探す入口
subscribe の語源は、sub-とscribereによる「下に書く」にさかのぼります。現在は subscribe to a newsletter ならニュースレターへ登録すること、subscribe to an idea なら考えに賛同することを表せます。
「下に書く」をどちらの文にもそのまま当てはめると、話が通りません。語源から興味を持ったら、辞書の現在の語義へ戻り、何に対して使われているかを見てください。subscribe の個別の使い方は、次の記事で二つの文を比べながら読めます。
describeで、部屋の様子を一つ伝える
Could you describe the room? と聞かれました。自分の部屋の様子に合わせて、返事を変えてみましょう。
場面に合わせて変えられる例文
It’s small, but it gets a lot of sunlight.小さいですが、日当たりがいいです。
smallをquietなどに替えるだけでなく、自分が伝えたい特徴を考えます。口頭で返事をしても、describeの使い方に合っています。
本文を見ずに考えてみる:describeに「書く」につながる部分があるから、依頼への答えも必ず書かなければならないでしょうか。
考え方と答えを確認する
必ず書く必要はありません。現在のdescribeは様子を言葉で説明することを表し、口頭でも使えます。依頼全体の条件を確かめます。
語の形と来歴を確かめた資料
- Merriam-Webster:script — scriptの現在の語義と、scriptum・scriptus・scribereの関係。