inflammableも「燃えやすい」
inflammableはflammableの反対語ではありません。含まれるin-は、inactiveなどの否定のin-とは別のものです。見た目の分解だけで決めず、単語全体の意味を確かめます。
active が「活動的な」なら、inactive は「活動していない」。同じ考え方で inflammable を読むと、意味を反対に取ってしまいます。この語は「燃えやすい」で、flammable と同じ方向の意味です。
flammableとinflammableは、反対語ではない
どちらも、物が火につきやすく燃えやすいことを表します。つづりはinの有無で違いますが、「燃える/燃えない」の組ではありません。
- flammable
- 火がつきやすく、燃えやすい。
- inflammable
- 同じく、火がつきやすく、燃えやすい。
- nonflammable
- 燃えにくい、容易には発火しない。
nonflammable は、否定する形を読み取りやすい語です。ただし、単語の意味を知ることと、特定の製品を安全に使える条件を判断することは別です。実物の表示では、この一語から推測を広げず、製品の説明や注意事項も確認してください。
inflammableのin-は、否定のin-とは別のもの
inflammable の来歴は、ラテン語の inflammare(火をつける)へさかのぼります。この語に含まれるin-は、inactive にある否定のin-とは異なります。
つまり、英語の flammable に「〜ではない」というin-を後から足して作った語、と考えるのが間違いのもとです。現在のつづりを二つに切れることと、実際にその順番でできたことは同じではありません。
Merriam-Websterは、英語では inflammable のほうが flammable より先に使われていたと説明しています。見た目では「長いほうが、短い語に部品を足した形」に思えても、歴史はその逆になっていることがあります。
意味を確かめてから、語源を読む
知らない単語に出会ったとき、接頭辞から仮の意味を考えることは役に立ちます。ただ、推測した意味をそのまま答えにしないため、辞書では次の順番で見てみましょう。
- 単語全体の語義を読む。 inflammableをそのまま検索し、「燃えやすい」という意味を先に確認する。
- 文脈に合う意味を選ぶ。 何について説明しているのかを見て、語義を当てはめる。
- 語源で、見た目とのずれを理解する。 否定のin-ではないと分かれば、同じ読み違いを避ける手がかりになる。
語源の面白さは、必ずしも未知語を一発で当てられることにありません。「なぜ自分の予想と違ったのか」が見えることも、その一つです。
in-があっても、まず一語として覚える
inactive と inflammable の二語を並べると、同じ文字列が違う働きを持つことが分かります。前者で覚えた規則が、後者にそのまま使えるわけではありません。
学習メモには「inflammable=燃えやすい。flammableの反対ではない」と一行書いてみてください。ここで覚えたいのは、否定接頭辞には例外がたくさんあるという漠然とした不安ではなく、この語のin-は、否定のin-とは由来も働きも異なるという区別です。
二つの語の関係を、短く説明してみる
本文を閉じて、flammableとinflammableが反対語ではない理由を日本語で一文にしてみましょう。
「inflammableのin-は否定の接頭辞ではなく、単語全体では燃えやすいを表す」と説明できれば、見た目と語義を分けて読めています。
本文を見ずに考えてみる:inactiveで覚えたin-の意味だけを使って、inflammableを「燃えない」と読んでよいでしょうか。
考え方と答えを確認する
いいえ。inflammableは燃えやすいという意味です。同じinという文字でも由来と働きが異なるので、語全体で確認します。
語義と来歴を確かめた資料
- Merriam-Webster:inflammable — flammableとの語義の一致、否定ではないin-、nonflammableとの区別。