聞き直す部分と、確かめる意味を選ぶ
聞き取れなかったらCould you say that again?、自分の解釈を確かめるならDo you mean …?と尋ねられます。日付や最後の部分などを指定し、相手の訂正を受けて言い直すところまで練習します。
会議で聞き逃したとき、毎回Sorry?だけでは、どこを言い直してほしいのか伝わらないことがあります。「音が聞き取れなかった」「言葉の意味が分からない」「理解が合っているか確かめたい」を分けると、次の一言を選びやすくなります。
聞き返す前に、足りない情報を一つ決める
| 困っていること | 会議での聞き方 | 相手に頼むこと |
|---|---|---|
| 直前の発言を聞き取れなかった | Could you say that again, please? | もう一度言う |
| 速くて一部を追えなかった | Could you repeat the last part more slowly? | 最後の部分をゆっくり言う |
| 言葉の意味が分からない | What do you mean by “final version”? | その言葉の意味を説明する |
| 自分の解釈が合っているか確かめたい | Do you mean we need the final version by Friday? | 解釈を確認・訂正する |
全部を繰り返してもらう必要がなければ、the date(日付)、the amount(金額)、the last point(最後の点)など、必要な部分を添えます。責める調子で「分かりません」と言うより、自分が必要な情報を示す聞き方です。
聞こえないときは、音の問題だと伝える
I can’t hear you very well. は「声がよく聞こえません」。意味が分からない場合とは区別できます。続けてCould you say the date again?(日付をもう一度言っていただけますか)と、聞き逃した部分を指定します。
速度が問題ならCan you repeat that more slowly, please? と頼めます。ただし、知らない用語はゆっくり聞いても分からないことがあります。同じ発言を繰り返してもらってなお不明なら、意味を尋ねる質問へ替えましょう。通信が切れ続ける場合の入室や連絡方法は、会議当日のトラブル対処と分けて考えます。
意味を確かめるときは、自分の解釈を示す
Do you mean …? は「……という意味ですか」。分かったつもりのまま次へ進む代わりに、解釈を相手に確かめられます。数字や締切は、自分が聞いた内容を言い直すと、訂正してもらう箇所が明確になります。
A: Please send the final version by Friday.
B: Do you mean the full report, including the charts?
A: No, just the main text. The charts can wait until Monday.
B: So, the main text by Friday and the charts by Monday?
A: Yes, that’s right.
B: Understood. I’ll send the main text first.
A:金曜までに最終版を送ってください。
B:グラフを含めた報告書全体という意味ですか。
A:いえ、本文だけです。グラフは月曜までで構いません。
B:では、本文は金曜まで、グラフは月曜までですね。
A:はい、そのとおりです。
B:分かりました。本文を先に送ります。
Yes, that’s right. は、ここではBの理解が正しいという確認です。訂正されたら、元の解釈を押し通さず、変わった部分を言い直します。期限を引き受けられるかどうかは、内容を理解したこととは別に判断します。
考える時間が必要なら、Let me thinkの後に確認することを添える
Let me think for a moment.(少し考えさせてください)と言って、短い間を取れます。資料を見る必要があればLet me check the schedule.(予定を確認させてください)のように、何を確認するかを伝えます。
その場で答えられないなら、曖昧に同意する代わりにI need to check with my team. Can I confirm this afternoon?(チームに確認する必要があります。今日の午後にお返事してもよいですか)と、返答の時点を相談できます。実際に対応できる時間へ替えて使ってください。
確認が取れたら、次にすることを短く返す
聞き返しの目的は、言い直してもらうことだけではありません。確認できた内容を使って、次の行動を選びます。Thanks. I’ll update the date in the document.(ありがとうございます。資料の日付を更新します)のように、一つ返して終えることもできます。
練習では、相手に「そのとおりです」と「違います」の両方で返してもらいましょう。聞き返す文だけを暗唱して終えず、訂正された情報を受け取って言い直せるかを確かめます。
締切を確認し、訂正されたら言い直す
「金曜まで」と聞きましたが、それが報告書全体の締切なのか分かりません。
場面に合わせて変えられる例文
Do you mean the full report is due on Friday?報告書全体の締切が金曜という意味ですか。
相手が「本文だけで、グラフは月曜」と答えたつもりで、二つの期限を言い直してください。そのあと、引き受けられるか確認が必要なら、その事情も返します。
本文を見ずに考えてみる:ゆっくり言い直してもらってもfinal versionが何を指すのか分かりません。同じ頼み方を続ける以外に、どう尋ねられますか。
考え方と答えを確認する
What do you mean by “final version”?のように用語の意味を尋ねます。自分の解釈があるなら、Do you mean …?で具体的に確かめることもできます。
用法・練習の背景を確かめた資料
- British Council:Checking understanding — 聞き直し・速度の調整・解釈の確認。報告書と締切の会話は独自作例。