直訳より、前後で何をしているかを見る
I meanは言い直しや説明の強調、you knowは共有する記憶の呼び戻しなどに使われます。どちらも言葉を探す途中に入ることがあります。付けるほど自然になるわけではありません。
英語の会話で I mean や you know が聞こえるたびに、「私は意味する」「あなたは知っている」と訳すと、話の流れを見失うことがあります。この二つには、言い直したり、相手と共有している話を思い出してもらったりする働きがあります。
I meanは、直前の言葉を直したり、説明を足したりする
日付を言い間違えた場面なら、Let’s meet on Thursday—I mean, Friday.。「木曜日に会おう、いや、金曜日」と訂正しています。I meanのあとを聞くと、どこを直したのかが分かります。
言い間違いの訂正だけとは限りません。The room is tiny. I mean, there’s barely space for a chair. なら、「部屋がとても狭いんだ。椅子を置く場所もほとんどないくらい」。後半が、最初の言葉を具体的に説明し、強めています。
また、どう言うか考えながら話す途中に入ることもあります。I meanを一つの日本語に固定するより、そのあとで言葉を直しているのか、説明を足しているのかを聞いてみましょう。
you knowは、相手と共有する話を呼び戻すことがある
二人とも行ったことのあるカフェの話なら、Let’s go to that café—you know, the one with the blue door. と言えます。「あのカフェへ行こう。ほら、青いドアのところ」と、相手の記憶にある手がかりを足しています。
you knowにも、次の言葉を考えている間に使う働きや、言っていることを強調する働きがあります。何かを思い出させる合図だけとは限りません。
聞き手がそのカフェを知らないなら、青いドアだけでは伝わらないこともあります。そのときは It’s next to the station. のように、新しい説明を足します。「知っているよね」という枠を繰り返すより、相手に足りない情報を渡すほうが話は進みます。
Do you know …?なら、本当に情報を尋ねている場合がある
- 情報を尋ねる
- Do you know when the café closes?
カフェが何時に閉まるか知っていますか。 - 記憶の手がかりを足す
- That café—you know, the one with the blue door.
あのカフェ、ほら、青いドアのところ。
前者なら、知っている時刻を答えたり、知らないと伝えたりします。後者は、知識を試す質問というより、どの店の話か合わせようとしています。ただし、短い You know? が確認として使われることもあるので、音や前後のやり取りも聞きましょう。
抜いても伝わる文と、言い直しが必要な会話を比べる
Let’s meet on Friday. だけでも、最初から金曜日を提案できます。言い間違えていない文へ、自然に見せるためだけにI meanを足す必要はありません。
練習するときは、まず内容だけを短く言い、そのあと「曜日を言い間違えた」「相手がどの店か思い出せない」と条件を変えてみます。そこで必要になる言葉を選ぶと、二つを口癖として増やさずに使えます。聞き取るときにも、意味のない音として全部捨てず、話し手が何を調整しているかに目を向けてみてください。
曜日を言い間違えたところだけ直す
木曜日と言ってから、金曜日のつもりだったと気づいた場面です。
場面に合わせて変えられる例文
Let’s meet on Thursday—I mean, Friday.木曜日に会おう、いや、金曜日。
次は最初からFridayと言えた場合を話してみましょう。I meanを付けずに伝えられます。
本文を見ずに考えてみる:Do you know when the café closes?と、店を思い出してもらうyou knowは、どちらも同じ情報質問でしょうか。
考え方と答えを確認する
前者は閉店時刻を知っているか尋ねる質問です。後者は、相手が知っている店を思い出す手がかりを足しています。前後の会話も確かめます。
用法を確かめた資料
- Merriam-Webster:I mean — 言い直し、強調、言葉を探す途中での用法。
- Oxford Learner’s Dictionaries:know(you knowの項) — you knowの共有・強調・言いよどみと、knowを使う情報質問。