程度をぼかすkind ofと、「種類」のkindを分ける
kind of nervousのkind ofは、緊張の程度を「少し」「なんとなく」とぼかします。a kind of teaのように種類を表す形とは働きが違います。何を曖昧にしてよいかも場面に合わせて選びます。
I was kind of nervous. と聞いて、「種類の、緊張した?」と迷ったことはありませんか。ここでのkind ofは、緊張の程度を言い切らず、「少し緊張していた」「なんとなく緊張していた」と伝える働きをしています。
kind ofは、程度や近さを少しぼかす
会話のkind ofには、「ある程度」「どちらかというと」と程度や近さをぼかす用法があります。I’m kind of tired. なら「ちょっと疲れているかな」といった言い方です。
ただし、「疲れが何割」「少しとは何分」のように、一定の数値を示す表現ではありません。言い切りを弱めたり、ぴったりの言葉ではないことを含ませたりします。日本語も前後に合わせて選びます。
a kind of teaのkindは、「種類」を表す名詞
- 程度をぼかす
- I was kind of nervous.
少し緊張していました。 - 種類を説明する
- This is a kind of tea.
これはお茶の一種です。
最初の文では、kind ofが形容詞nervousにかかっています。後の文では、a kindが「一つの種類」を表し、何の種類かをof teaで説明しています。
見慣れた二語が並んでいても、働きは同じとは限りません。aの有無だけであらゆる文を機械的に分類せず、種類を数えているのか、後ろの表現をぼかしているのか、文全体で確かめます。
気持ちをやわらげても、相手の質問には答えられる
A: How was your first group lesson?
B: I was kind of nervous, but everyone was welcoming.
A: Would you like to go again?
B: Yes, I’d like to try it again next week.
A:初めてのグループレッスンはどうだった?
B:少し緊張したけど、みんな歓迎してくれたよ。
A:また行きたい?
B:うん、来週もう一度参加してみたい。
気持ちの程度はkind ofでやわらげ、また参加したいかにはYesと答えています。文全体を曖昧にする必要はありません。
kind ofと-ishは、付ける場所が違う
kind of green と greenish は、どちらも緑に近い色合いを表せます。ただ、kind ofは語の前に置くまとまり、-ishは語の後ろに付ける要素です。
似た働きがあるからといって、どんな語でも自由に交換できるわけではありません。時刻の sevenish のような使い方も、ひとかたまりの用法として覚えます。まず使いたい一例を選び、後ろに付けるのか、前に置くのかを確かめましょう。
気持ちと、約束する情報を分ける
緊張や疲れを言い切りたくないときは、ぼかす表現が役立ちます。一方、相手が予定を立てるために時刻を聞いているなら、必要な正確さも考えます。
到着時刻がまだ分からない場合は、曖昧な言葉だけを足すより、I’m not sure yet. I’ll check the train times. と「まだ分からない。電車の時刻を確認する」と伝える方法があります。気持ちは少しぼかし、確定していない予定は未確定だと伝える。その区別ができれば、kind ofを入れても返事の要点を失わずに済みます。
緊張した気持ちと、そのあとの感想を伝える
初めてのグループレッスンを振り返る一文です。
場面に合わせて変えられる例文
I was kind of nervous, but everyone was welcoming.少し緊張しましたが、みんな歓迎してくれました。
nervousを自分の気持ちに合う語へ替えてみます。実際には全く緊張しなかった場合は、この文をそのまま使わずに答えを作り直しましょう。
本文を見ずに考えてみる:kind ofを使えば、約束する時刻まで曖昧なままでよいでしょうか。
考え方と答えを確認する
相手が予定を立てるのに必要な情報は分けます。まだ分からないなら未確定だと伝え、必要に応じて確認します。
用法を確かめた資料
- Merriam-Webster:kind of — 程度をやわらげる用法と、近似を表す用法。
- Oxford Learner’s Dictionaries:kind — 名詞kindの種類の意味と、kind ofの用法。