7ishは「7時ごろ」
-ishは、時刻や数字をおおよそにする働きを持ちます。ただし何分前後かは決まっていません。待ち合わせで正確さが必要なら、時刻を提案して確かめます。
友達から届いた「Let’s meet at 7ish.」。7時ちょうどに着くべきなのか、少し遅くてもいいのか。短い語尾なのに、返事に迷いますよね。まず分かるのは「7時ごろ」ということ。何分まで大丈夫かは、まだ決まっていません。
7ishは「7時ごろ」。幅までは決まっていない
時刻につく -ish は、おおよその時刻を表します。7ishなら「7時ごろ」、8ishなら「8時ごろ」。数字の後ろに、少しぼかす働きを足しています。
ただし「前後15分」という共通の決まりはありません。予約した店へ一緒に入るなら、相手が考えている幅を推測するより、こちらから具体的な時刻を出すと話が進みます。
- 友達
- Let’s meet at 7ish.
- あなた
- Would 7:15 work for you?
- 友達
- Yes, 7:15 works.
- あなた
- Great. See you at the station at 7:15.
「7時ごろに会おう」から「7時15分はどう?」「大丈夫」「じゃあ7時15分に駅で」と、曖昧な提案を二人の約束へ変えています。ish を使った相手を訂正しているわけではありません。予定を合わせるための確認です。
about・aroundでも、おおよその時刻を言える
at about seven、around seven、at sevenish は、いずれも7時あたりを指せます。-ish は語の後ろにつき、くだけたやり取りで使う形です。
「aboutなら±5分、ishなら±15分」のように、単語ごとに幅を割り振ることはできません。到着時刻を正確に伝えたいなら I’ll be there at 7:15. のように時刻を明示します。仕事での集合案内や交通機関の発車時刻を、自分の判断で ish に置き換えないようにしましょう。
reddish・childish・Englishは、同じ訳にしない
-ish が付けば何でも「だいたい」になるわけではありません。色などを少しぼかす働きのほか、性質や出身・所属を表す働きもあります。
- reddish:赤みがかった。redに-ishが付き、dが重なります。
- childish:子どもじみた。単に「少し子ども」という量の話ではなく、大人に向けると批判的に響くことがあります。
- English:英語、イングランドの。「だいたいイングランド」とは読みません。
語尾は意味を考える手がかりですが、完成した単語にも意味があります。見慣れない語は、全体を辞書で引いてみてください。
ぼかすと伝わること、決めると伝わること
「青っぽいカップを探している」と色の印象を伝えるなら、a bluish cup のような言い方が役に立ちます。一方、「何時までに着く必要があるか」は相手の行動を左右します。ぼかすこと自体が親切なのではなく、その場でどれくらいの正確さが要るかで選びます。
友達との約束でも、映画の開始や予約がある日は具体化してよいのです。「ishの範囲を当てる」から「二人で時刻を決める」へ考え方を変えると、返事も作りやすくなります。
相手の7ishを、具体的な約束にする
友達が「7ishで会おう」と言いました。あなたは7時10分に駅へ着く予定です。7時15分を提案してみましょう。
場面に合わせて変えられる例文
Would 7:15 work for you?7時15分はどう?
相手が「大丈夫」と返したら、場所と時刻をもう一度伝えます。難しいと言われたら、別の時刻を相談しましょう。
本文を見ずに考えてみる:7時に発車する電車の案内で、at sevenをat sevenishにしても同じ情報でしょうか。
考え方と答えを確認する
同じではありません。sevenishはおおよその時刻になり、発車時刻の正確さが失われます。決まっている時刻はそのまま伝えます。
意味としくみを確かめた資料
- Cambridge Dictionary:ish / -ish — 近似・性質・出身を表す語義と時刻の用例。