分かったことと、賛成することは別
I seeは「なるほど」と理解を示し、I agreeは意見への同意を伝えます。知らせへの返事では、喜びや残念さを受け止める言葉を選べます。短い相づちだけで、約束や承認を伝えたつもりにならないようにします。
「なるほど」と言ったつもりなのに、賛成したと思われた。そんな行き違いを避けるには、短い返事が何を伝えるのかを分けておくと役立ちます。英語の相づちは、長く話せなくても選べます。
I seeは理解、I agreeは同意を伝える
I see. は、相手の説明を受けて「なるほど、分かりました」と返す表現です。I agree. は「私もそう思います」と意見への同意を伝えます。聞こえたこと、理解したこと、賛成することは同じではありません。
| 伝えたいこと | 短い返事 | 選ぶ前に考えること |
|---|---|---|
| 説明を理解した | I see. | 相手の言っていることが分かったか |
| 意見に賛成する | I agree. | 自分もその意見を支持しているか |
| 言いたいことが分かる | I know what you mean. | その感じ方や事情を理解できるか |
これは返事を選ぶための目安です。声の調子や前後の会話によって受け取り方は変わります。会議の決定や引き受ける約束が関わるなら、相づちだけで済ませず、自分の立場を言葉にします。
A: I think we should meet at eight. The café gets crowded later.
B: I see. Eight is a little early for me. Could we make it nine?
A: Nine works for me.
A:8時に集まるのがいいと思う。そのあとカフェが混むから。
B:なるほど。私には8時だと少し早いな。9時にできる?
A:9時で大丈夫だよ。
新しい情報への返事と、控えめな賛成を分ける
I didn’t know that. は「それは知りませんでした」。初めて知った情報への反応です。連絡をもらったことにお礼を言うなら、Thanks for letting me know.(知らせてくれてありがとう)と返せます。どちらも、相手の提案を承諾したという意味には限りません。
I guess so. は「そうだと思う」という控えめな返事で、確信の弱さを含みます。はっきり賛成しているときのI agreeと同じ強さにはなりません。日時を確定したい場面なら、Yes, Friday works for me.(はい、金曜で大丈夫です)のように具体的に答えるほうが、自分の予定は伝わります。
良い知らせには、相手の喜びに沿って返す
友達が応募していた講座に入れたと話したら、That’s brilliant!(すごいね!)やI’m really pleased for you.(よかったね、私もうれしいよ)と返せます。大きな声や大げさな反応を作る必要はありません。That’s good news.(それはよかったね)という短い返事でも気持ちを表せます。
I can’t believe it! は、信じられないほど驚いたという反応です。よい知らせにも残念な知らせにも使われるため、これだけでは何を感じたのか分からない場合があります。うれしい驚きならThat’s wonderful.などを添えます。
悪い知らせへのI’m sorryは、必ずしも自分の謝罪ではない
I’m sorry to hear that. は、相手の残念な出来事を聞いて気持ちを寄せる返事です。自分がその出来事を起こしたと認めているわけではありません。
A: The workshop I booked has been cancelled.
B: I’m sorry to hear that. You were looking forward to it.
A: I was. I’ll look for another one.
A:申し込んだワークショップが中止になったんだ。
B:それは残念だったね。楽しみにしていたものね。
A:うん。また別のを探すよ。
What a shame. も、残念に思う反応です。ただし、相手の深刻な出来事を軽く扱うような調子にはしないようにします。すぐ助言するより、まず聞いたことを受け止める返事を選べます。
手助けできる状況ならCan I do anything to help?(何か手伝えることはある?)と尋ねられます。何でも解決すると約束する表現として使うのではなく、相手の返事を聞き、できる範囲を確かめましょう。
No way!は驚きにも、強い拒否にもなる
知らせを聞いたNo way! は「うそ、ほんと?」という驚きになることがあります。一方、依頼に対して言えば「絶対に嫌」という強い拒否にもなります。くだけた表現なので、文字だけで相手に送るときは、とくに前後の文が必要です。
よい知らせへの返事ならNo way! I’m so happy for you. のように喜びを添えられます。強く響かせたくない場面ではReally? That’s good news. でも十分です。
質問を足すなら、相手の話から一つだけ選ぶ
話を続けたいときは、聞いた内容に沿って尋ねます。講座に入れた話ならWhen does it start?(いつ始まるの?)、新しい趣味の話ならWhat do you enjoy about it?(どんなところが楽しい?)のように、一つで構いません。
残念な話の詳しい事情を、相手が話したいとは限りません。毎回質問で終えることを目標にせず、返事をして待つ選択も残します。共感するために、知らない経験を「私も同じ」と言う必要もありません。
「理由は分かったが、まだ決めていない」と返してみる
友達から、集合を早めたい理由を聞きました。事情は分かったものの、自分の予定は確認が必要です。
場面に合わせて変えられる例文
I see. Let me check my schedule first.なるほど。先に自分の予定を確認させて。
予定を確認して参加できると分かった場合と、時間を変えたい場合の返事を一つずつ作ってください。説明を理解した時点と、約束する時点を分けます。
本文を見ずに考えてみる:友達の残念な知らせにI’m sorry to hear thatと返すと、自分がその出来事を起こしたと認めたことになりますか。
考え方と答えを確認する
この場面ではなりません。相手の出来事を残念に思う返事です。自分の行為を謝る場面とは、前後の話を見て区別します。
用法・練習の背景を確かめた資料
- British Council:Responding to news — 良い知らせ・悪い知らせへの反応。本文のカフェ・講座・催しの会話は独自作例。
- Cambridge Dictionary:no way — 驚きと強い拒否の用法。