英単語の語源を知りたいときは、結論的には以下の本がおすすめだよ。
上を持っている人は、良さを知っているはずなので下の続編もおすすめです!
ChatGPTで英単語の語源リサーチで使う前に知っておくこと
- チャットGPTを使用して英単語の語源を尋ねる方法はありますが、正確性に欠ける
- 語源を尋ねる際、接頭辞、語根、接尾辞などの要素を区別して教えるように指示する
- 無料版のChatGPTは特に正確性に欠けている
ChatGPTで英単語の語源リサーチで使うためのプロンプト
次のプロンプトを使用すると、語源をリサーチできます。
英単語の語源を知りたいです。[英単語]という単語の意味と語源を教えてください。
その際、[条件]という条件を満たすようにお願いします。
[英単語]: ここに語源を知りたい英単語
[条件]
・語源は「接頭辞」「語根」「接尾辞」に分けて教えてください。
もし「接頭辞」「語根」「接尾辞」を含まないのであれば、その項目は省略して構いません。
・同様の「接頭辞」「語根」「接尾辞」を持つわかりやすい単語の例をそれぞれ複数個ずつ示してください。
その際は、例文と和訳もつけてください。
さて、ではこのプロンプトを使って実際に語源を調べてみましょう。
プロンプトを使った具体例とその回答結果
結論から先にいうと、語源でのリサーチは、参考程度にするか、現段階ではそもそも利用しないほうがいいでしょう。
なぜならば、間違っているためです。
以下が実際に利用した例です。
その際、[条件]という条件を満たすようにお願いします。[英単語]: president[条件] ・語源は「接頭辞」「語根」「接尾辞」に分けて教えてください。
もし「接頭辞」「語根」「接尾辞」を含まないのであれば、その項目は省略して構いません。
・同様の「接頭辞」「語根」「接尾辞」を持つわかりやすい単語の例をそれぞれ複数個ずつ示してください。
その際は、例文と和訳もつけてください。
そしてこれが回答です。
もちろんです。英単語 "president" の語源について説明します。以下はあなたの指定した条件に基づいた情報です。
[英単語]: president [語源の説明]:接頭辞 (Prefix): "pres-" は、「前に」や「先に」という意味のラテン語の接頭辞 "prae-" から派生しました。この接頭辞は何かを「前面に置く」または「優先する」といった意味を持っています。
語根 (Root): "president" の語根は "sident" です。これはラテン語の "sedeo" に由来し、「座る」や「位置する」という意味を持っています。
接尾辞 (Suffix): "president" には接尾辞は含まれていません。
[同様の語源を持つ単語の例]:接頭辞 "pres-" を持つ単語の例:
Preschool (例文): "Preschool children are taught basic skills before starting formal education."(日本語訳: 幼稚園児は、正式な教育を始める前に基本的なスキルを教えられます。)
Preserve (例文): "We need to preserve our natural resources for future generations."(日本語訳: 自然資源を将来の世代のために保存する必要があります。)
語根 "sident" を持つ単語の例:
Reside (例文): "They reside in a beautiful house by the lake."(日本語訳: 彼らは湖のそばの美しい家に住んでいます。)
Sedentary (例文): "A sedentary lifestyle can lead to health problems."(日本語訳: 座っている生活様式は健康問題を引き起こす可能性があります。)
以上が "president" の語源および関連する語源を持つ単語の例です。
いかにも正しいであろう回答です。でも、実際は、
「前に(prae-)座っ(sedeo)ている(-ens)人」がこの単語のコアの語源。
もしくは、
pre-「前に」side「座る」-ent「人、もの」
という情報を知りたいから語源を聞きます。
なんだか、回答に微妙に違いがありませんか?
これは、知っていないと気がつけない間違いであり、知識のないときに尋ねると、間違いを覚えてしまう例になります。
そのため、ChatGPTを英単語の語源のリサーチで利用するのは、まだとても安心できるとはいえません。
まとめ
上の例でも示した通り、ChatGPTを英単語の語源で利用するのは、まだとても安心できるとはいえません。
有料版のGPT4.0でも安心できる、とまでは言えないので、素直に本で調べるのがいいでしょう。
おすすめは以下のベストセラーの本です。
上を持っている人は、良さを知っているはずなので下の続編もおすすめです!