問題ないのか、依頼が不要になったのかを分ける
No worriesは「大丈夫」と返すくだけた表現です。Never mindは直前の依頼や発言を取り下げる場合もあります。謝罪への返事では、誰が困っているかを見て、問題が残るならその事情を伝えます。
No worries. も Never mind. も「気にしないで」と訳されることがあります。でも、友達の軽い謝罪に返す場面と、自分のお願いが不要になった場面では、伝えたいことが違います。誰が何について言っているのかを分けて練習しましょう。
No worriesは「大丈夫」。Never mindは話を取り下げることもある
No worries. は、問題ない、構わないと伝えるくだけた表現です。軽い謝罪への返事にも、お礼への返事にも使えます。相手が謝っているから自動的にこれを選ぶのではなく、本当に大丈夫と言えるかを考えます。
Never mind. は、そのことは気にしなくてよい、取り合わなくてよいという意味で使われます。自分が直前に頼んだことや聞いたことを「もういいよ」と取り下げる場合もあります。二つをいつでも交換できるわけではありません。
Don’t worry about itは、謝罪を受ける側の返事
A: I’m really sorry. I forgot your book. Can I bring it tomorrow?
B: Don’t worry about it. I’m not using it this week.
A: Thanks. I’ll bring it tomorrow.
A:本当にごめん。本を忘れたんだ。明日持ってきてもいい?
B:気にしないで。今週は使わないから。
A:ありがとう。明日持ってくるね。
Bの返事をNo worries. Tomorrow is fine.(大丈夫。明日でいいよ)やThat’s all right. Tomorrow is fine. に替えることもできます。この作例では、困るかどうかを判断しているのは本を貸したBです。
本を忘れたAが先にDon’t worry about itと言えば、Bが感じる不便をAが決めてしまう響きになり得ます。謝る側は、まず自分が何をしたかと、どう対応するかを伝えます。
Never mindで取り下げるなら、不要になった理由も添える
A: Could you send me the room number?
B: One moment. I’ll check.
A: Never mind, I’ve found it in the invitation. Thanks anyway.
B: Great. See you there.
A:部屋の番号を送ってもらえる?
B:ちょっと待って。確認するね。
A:もう大丈夫、案内状に書いてあったよ。ありがとう。
B:よかった。では現地で。
AはBの失敗を許しているのではなく、もう調べてもらう必要がないと伝えています。理由とお礼があるので、何を取り下げたかが分かります。聞き返されたときにNever mindだけで終えると、声の調子や状況によっては、説明を拒んだように聞こえることもあります。
この会話表現は、基本の書き方としてnever mindの2語で覚えておくとよいでしょう。
困っているなら、No worriesと言わなくてよい
本を今日使う予定だったなら、I need it today. Could you bring it this afternoon?(今日必要なんだ。午後に持ってきてもらえる?)と事情を伝えられます。謝罪に返すことと、問題はないと伝えることは別です。
大きな行き違いに対して、すぐ「大丈夫」と言う必要もありません。Thank you for telling me. I need to check what happened.(教えてくれてありがとう。何が起きたか確認する必要があります)と、まだ確認が必要だと伝える選択もあります。
謝る側は、事実と訂正を一つずつ伝える
I’ve made a mistake. I sent you the wrong date. は「間違えてしまいました。違う日付を送りました」。自分の間違いだったと認めるなら、It was my fault. と言えます。ただし、事情が分からないのに定型句として責任を引き受ける必要はありません。
正しい日付を確認できたら、I’m sorry. The meeting is on Thursday, not Tuesday. のように訂正します。謝罪の強さだけを調整するより、相手が次に使える正しい情報を伝えることが必要な場面です。
練習では、「本は来週まで不要」「本を今日使う」「頼んだ情報が自分で見つかった」の三つを用意し、それぞれの返事を作ってみてください。同じ日本語の「大丈夫」で済ませず、問題ないのか、対応が必要なのか、依頼が不要になったのかを選びます。
今日必要かどうかで、本を忘れた相手への返事を変える
本は明日返してもらえればよい、という場合の返事です。
場面に合わせて変えられる例文
No worries. Tomorrow is fine.大丈夫。明日でいいよ。
今日使う予定だった場合へ条件を替え、必要な対応を伝えてください。困っているのにNo worriesを残さないようにします。
本文を見ずに考えてみる:自分で情報を見つけたので、相手にもう調べなくてよいと伝えるとき、何を取り下げていますか。
考え方と答えを確認する
相手への依頼を取り下げています。Never mind, I’ve found it.のように、不要になった理由を添えれば伝わります。相手の失敗への返事とは違います。
会話での用法を確かめた資料
- British Council:Apologising — 謝る側と受ける側の表現。本文の本・日付の会話は独自作例。
- Oxford Learner’s Dictionaries:worry(no worriesの項) — 問題ないと伝えるくだけた返事。
- Merriam-Webster:Never mindの用法と表記 — 直前の発言・依頼を取り下げる用法と、2語での表記。