真中 結
マッチングアプリで海外の人とマッチできたのはいいんですけど、英語で送る1通目が全然思いつかなくて…。とりあえず Hi って送っても既読スルーされるし、逆に張り切って自己紹介を長々書いたら、それも返ってこなくて。マッチ直後の最初の1通、いったい何を書けば返信してもらえるんですか?

北条 大和
その悩み、すごく多いよ。今日はマッチ直後の「1通目」だけに絞って攻略しよう。結論を先に言うと、返信される1通目の型は「相手のプロフィールに触れた一言+答えやすい質問ひとつ」。これを短く、あなた宛てに送るだけでいい。Hi だけでも、自己紹介の長文でもなく、この型に乗せるのがコツなんだ。まず結論から見せるね。

結論

返信される1通目は、相手のプロフィールに触れた一言+答えやすい質問ひとつ、を短く送るだけ。基本の型は Hey [名前], I saw you’re into ○○ — ○○?(○○好きなんだね。○○なの?)。写真に触れるなら That photo of you ○○ looks amazing! Where was that?(○○してる写真いいね!どこ?)。迷ったら「触れる+質問」だけ守れば、Hi だけの事故も、長すぎる事故も防げます。

返信される英語の初回メッセージ「型」(結論)

マッチングアプリで海外の相手に送る初回メッセージは、凝った英語力よりも「型」で決まります。多くの人が HiHello, how are you? だけで送ってしまいますが、これは相手にとって「誰にでも送れるメッセージ」に見えて、返信の優先度が下がります。プロフィール作りの話はtinderやbumbleの記事に、会話が続いたあとの流れはPillar記事に譲り、ここではマッチ直後の1通目だけを深掘りします。

覚えるのはこの一文の形だけです。①相手のプロフィールに触れる一言 → ②答えやすい質問ひとつ。この2つが入っていれば、英語がシンプルでも「ちゃんと自分を見てくれた」と伝わり、返信率がぐっと上がります。

自分の1通目
Hey Emma, I saw you’re into hiking — do you have a favorite trail around here?
日本語訳
やあエマ、ハイキングが好きなんだね。この辺でお気に入りのコースってある?

相手の名前を入れ、プロフィールの「ハイキング好き」に触れ、最後に答えやすい質問で締める。たったこれだけで、Hi とは反応がまるで変わります。

プロフィール別・英語の初回メッセージ例文テンプレ

1通目のネタは、相手のプロフィールの中に必ずあります。ここでは「趣味に触れる」「写真に触れる」「共通点に触れる」の3パターンで、そのまま使えるテンプレを用意しました。[名前]や○○を、相手に合わせて差し替えてください。

趣味・好きなものに触れる

プロフィール文に書かれた趣味は、いちばん触れやすいきっかけです。「見たよ」と伝えて、その趣味について軽く質問します。

自分の1通目
Hey Liam, your profile says you love cooking. What’s the last dish you made?
日本語訳
やあリアム、料理が好きってプロフィールにあったよ。最近作った料理って何?
自分の1通目
Hi Mia, a fellow coffee lover! Are you more of a latte or black coffee person?
日本語訳
やあミア、同じコーヒー好きだね!ラテ派?それともブラック派?

写真に触れる

プロフィール文が短い相手なら、写真がヒントになります。写っている場所や活動を軽くほめて、質問につなげます。

自分の1通目
Hey Noah, that photo of you at the beach looks amazing. Where was that taken?
日本語訳
やあノア、ビーチの写真すごくいいね。あれってどこで撮ったの?

共通点に触れる

自分と同じ趣味や出身、行った場所が見つかったら、それがいちばん強いきっかけになります。「私も」と伝えるだけで一気に距離が縮まります。

自分の1通目
Hi Ava, I noticed we both love travel. Where’s the next place on your list?
日本語訳
やあエヴァ、私たち二人とも旅行好きだね。次に行きたい場所ってどこ?

返信率を上げる3つの要素

同じ「触れる+質問」でも、次の3つを意識すると返信率がさらに上がります。逆に、これが抜けると返信が来にくくなります。早見表で整理しておきましょう。

要素やること理由
質問はひとつ答えやすい質問を1つだけ入れる質問ゼロだと会話が広がらず、多すぎると尋問っぽくなる
短く2〜3文以内でまとめる長文は読むのが負担で、後回しにされやすい
あなた宛てに相手のプロフィールの具体を入れる「誰にでも送れる文」だと優先度が下がる

特に効くのが「答えやすい質問ひとつ」です。How are you? のような漠然とした質問より、プロフィールに沿った具体的な質問のほうが、相手は指が動きます。

自分の1通目
You’ve been to Kyoto? What was your favorite spot there?
日本語訳
京都に行ったことあるんだ?いちばん気に入った場所ってどこ?

自分らしく書き換えるコツ

テンプレをそのまま送ってもいいのですが、少し自分の言葉を足すと「コピペ感」が消えて印象が良くなります。難しく考えず、質問の前に自分の感想やリアクションをひと言足すだけで十分です。

◎ ひと言足した1通目
Hey Emma, I saw you’re into hiking. I just started last year and I’m hooked! Any trail you’d recommend for a beginner?
日本語訳
やあエマ、ハイキング好きなんだね。私も去年始めたばかりでハマってて!初心者におすすめのコースってある?

I just started last year(去年始めたばかり)のような自分の情報をひと言添えると、相手も「じゃあこのコースは?」と返しやすくなります。感想は短くて構いません。盛りすぎず、自然な一言で十分です。

やりがちなNGな英語の初回メッセージ

ここでは、日本語話者が1通目でつまずきやすいパターンを、△→◎の言い換えで見ていきます。どれも「間違い」ではなく「返信が来にくい」タイプです。

Hi だけ・あいさつだけ

HiHello, how are you? だけの1通目は、相手にとって「誰にでも送れる文」で、返信の優先度が下がります。あいさつに、相手のプロフィールへの一言を足すだけで一気に変わります。
言い換え例
△ Hi! How are you? → ◎ Hi Sam! I saw you play guitar — how long have you been playing?
日本語訳
△「やあ!元気?」→ ◎「やあサム!ギター弾くんだね。どれくらいやってるの?」

自己紹介の一辺倒・長文

1通目から自分の経歴や趣味を長々と書くと、相手は読むのが負担で、質問もないと返しづらくなります。1通目は短く、主役は相手。自分の話は会話が始まってからで十分です。
言い換え例
△ Hi, I’m Ken from Tokyo. I work in IT, I like movies, traveling, cooking, and… → ◎ Hi! I’m Ken. I saw you love movies too — seen anything good lately?
日本語訳
△「やあ、東京のケンです。IT系で働いてて、映画・旅行・料理が好きで…」→ ◎「やあ、ケンです。映画好きなんだね。最近なにかいいの観た?」

いきなり重い・距離が近すぎる

You’re so beautiful, I think I’m in love のような、1通目からの強い賛辞や恋愛アピールは、相手を引かせてしまいます。まだお互いを知らない段階では、軽やかな一言のほうが安心して返せます。
言い換え例
△ You’re gorgeous, I really want to meet you! → ◎ You seem really fun to talk to. What do you usually do on weekends?
日本語訳
△「めちゃくちゃ美人だね、ぜひ会いたい!」→ ◎「話してて楽しそうだね。週末はいつも何してるの?」

会話スクリプト:1通目からそっけない返信を乗り越える

1通目を送っても、相手が短くそっけなく返してくることはよくあります。そこで焦らず、軽く会話を続けられるかが分かれ目です。マッチ直後のよくある流れを見てみましょう。

【会話スクリプト】マッチ直後、そっけない返信から会話を続ける

自分の1通目
You: Hey Chloe! I saw you’re into photography. What do you like shooting the most?
日本語訳
あなた:やあクロエ!写真が好きなんだね。いちばん撮るのが好きなものって何?
相手からの返信
Chloe: Mostly nature I guess.
日本語訳
クロエ:まあ、だいたい自然かな。
自分の返信
You: Nice! Nature shots are the best. Do you go somewhere special for that, or just around town?
日本語訳
あなた:いいね!自然の写真って最高だよね。どこか特別な場所まで行くの?それとも近所で撮る感じ?
相手からの返信
Chloe: Haha there’s a park near me with a lake. Great at sunrise.
日本語訳
クロエ:ははっ、近くに湖のある公園があってね。朝日のときが最高なの。

ポイントは、そっけない返信を「脈なし」と決めつけないこと。短い返信は、まだ会話のスイッチが入っていないだけのことも多いです。相手の一言(nature)を拾って、軽くもう一問。責めたり急いだりせず、相手が答えやすい質問を返すと、二言目から会話が動き出します。会話が続いてきたら、次のステップの続け方はマッチングアプリで使える英語メッセージ完全ガイドで確認してください。

もし何通かやりとりして実際に会う流れになったら、初回は必ずカフェなど公共の場所で会うのが安心です。Would you be up for coffee somewhere public? I’d feel more comfortable that way.(どこか公共の場所でコーヒーでもどう?そのほうが安心だから)と、さらっと伝えて大丈夫です。

今日からできる1通目の練習法

1通目は、考えすぎるほど手が止まります。事前に「型」で作る練習をしておくと、本番でスッと送れるようになります。おすすめの練習を3つ紹介します。

  • プロフィールから3つ書き出す:気になる相手のプロフィールを見て、「触れられそうなネタ」を趣味・写真・共通点から3つ探す。ネタ探しに慣れると、1通目が一気にラクになります。
  • 型に当てはめて声に出す:見つけたネタを「触れる一言+質問ひとつ」の型に入れて、実際に英語で言ってみる。2〜3文で収まっているか、質問がひとつになっているかを確認します。
  • そっけない返信への切り返しを用意:相手が短く返してきた場面を想定し、相手の一言を拾ってもう一問返す練習をします。ここがいちばん実戦で効きます。

【ロールプレイ課題】次の流れを英語で通してみてください。①架空のプロフィール(趣味:ヨガ/写真:海外旅行)を見て、1通目を作る。②相手が Yeah, I do yoga. とそっけなく返す。③その一言を拾って、答えやすい質問をもう一つ返す。②のようにすんなり盛り上がらない返信こそ練習する価値があります。切り返しのストックがあると、本番でも落ち着いていられます。

相手役がいないときは、AIとのロールプレイが便利です。やり方はChatGPTでロールプレイングをして日常英会話の練習をする方法で解説しているので、マッチングアプリの初回メッセージの場面に置き換えて、何度でも試してみてください。

まとめ

マッチングアプリの英語の初回メッセージは、英語力よりも「型」で返信率が決まります。最後にポイントを振り返ります。

  • 1通目の基本は「相手のプロフィールに触れた一言+答えやすい質問ひとつ」
  • ネタは相手のプロフィールにある。趣味・写真・共通点のどれかに触れる。
  • 返信率を上げるのは「質問ひとつ・短く・あなた宛て」の3要素。
  • 感想をひと言足すと、コピペ感が消えて自分らしくなる。
  • NGは Hi だけ・自己紹介の長文・いきなり重い、の3つ。
  • そっけない返信は脈なしとは限らない。相手の一言を拾って軽くもう一問。

1通目は、上手い英語より「あなたを見てるよ」が伝わることが大事です。今日の型で、マッチした相手への最初の一歩を気楽に踏み出してください。