英語メールで男女性別不明の場合、敬称はなんて書けばいいの?

この人は、Remiさんだから女性だね。この人は、Jordanさんだから男性かな。この人は、Kerryさんか・・・あれ、男性か女性かわからないぞ?

先輩、Kerryさんって男性か女性かどっちなんですか?

僕にもわからないな。

え!?そうなんですか!?

Kerryという名前はユニセックスの名前なんだ。

ユニセックスの名前ってことは男性でも女性でも使えるって意味ですね、そんな名前があるんだ・・・じゃあ英語メールを送るときに性別不明の場合は、敬称を含めた書き出しはどうしたらいいんでしょうか?

性別不明の場合の英語メールの書き方があるから紹介するよ。
それと、性別は憶測で書くと失礼にあたる可能性が高いから注意事項も合わせて伝えておくね。

スポンサーリンク

性別不明の英語メールの書き出し

英語メールの書き出しで、面識のない相手に初めて連絡するときでかつ、性別不明の場合の書き方は、次の通りだ。

  • Dear Mr./Ms.+フルネーム,
    例文:Dear Mr./Ms. Kerry Brown,
  • Dear Mr./Ms.+ラストネーム,
    例文:Dear Mr./Ms. Brown,
  • Dear +フルネーム,
    例文:Dear Kerry Brown,

Dearの後に敬称「Mr./Ms.」をつける言い回しがより丁寧な印象になる。

Dearの後に敬称「Mr./Ms.」をいれるもう一つのメリットとしては、相手の返信で「Mr./Ms.」をハッキリとさせてくれる場合がある。このことついては、下の「性別の確認方法」で説明するね。

ただ、実際のビジネスの現場では、取引先の相手に対しても「Dear+フルネーム」というかたちもよく使われるよ。つまり、「Dear+フルネーム」でも十分丁寧な言い方なんだ。

丁寧であればあるほどいいという日本文化とは違い、海外の多くの国では「フレンドリーさ」も重要と考えられている。

3つの言い方を紹介したが、どれも使用頻度が同じくらい高いため、自分が使いたいフレーズを使ってOKだ。

2回目以降の連絡における性別不明の英語メールの書き出し

相手から返信があり、2回目のメールを送信する場合の書き出しは、

  • Dear +ファーストネーム,
    例文:Dear Kerry,
  • Dear +ファーストネーム-san,
    例文:Dear Kerry-san,
  • Dear +フルネーム,
    例文:Dear Kerry Brown,

おススメは「Dear+ファーストネーム」だ。

しかし、相手の返信で「〇〇-san」というかたちで返信をしてくれたなら、こちらからも「Dear ファーストネーム-san」と返信するのがベストだ。

「-san」については、英語メールの"-san"の書き出しで詳しく説明しているから参考にしてみてほしい。

次に、まだまだ緊張感のある状態の関係性であれば、「Dear フルネーム」を使うという場合もある。しかし、いつまでも堅苦しく距離感が詰まらない感じになりがちなので、可能な限り「Dear+ファーストネーム」に切り替えるようにしよう。

安心して大丈夫、「Dear+ファーストネーム」は十分丁寧な表現だよ。このあたりの話は、ビジネス英語メールの宛先は毎回Dearで書き出し。本当にOK?で詳しく説明している。参考にしてみてほしい。

スポンサーリンク

性別の確認方法 or 自分の性別を相手に伝える方法

相手に自発的に教えてもらう

前提条件として、性別をメールにおいて確認する方法は自分から確認するのはおススメしない。

性別を確認するには相手に直接聞けば判明する。
しかし、性別はビジネスと全く無関係な場合が多く、聞く意味がないばかりか、相手を不快させてしまう場合もあるだろう。

そのため、性別を相手に聞いて確認することは、ビジネス上で必ず必要な場合を除いておススメできない

ただし、相手によっては「性別がわからないんだろうな」と察してくれる人もいて、署名部分に敬称を入れて次のように返信してくれる人もいるんだ。

  • フルネーム(性別)
    Kerry Brown(Mr.)
    Kerry Brown(Ms.)

これを見れば、性別がハッキリとわかるね。

相手から自発的に性別を教えてもらうためには、

  • 初めて送るメールで「Dear Mr./Ms.+フルネーム,」を選ぶ
  • 自分の署名部分に、あらかじめ「フルネーム(自分の性別)」として自分の性別を明らかにしておく

とさらに確率が上がる。

もし、相手から初めてメールを受け取ったときに自分の性別を伝えたい場合も同様に署名部分に敬称を入れて次のように返信すれば自然に伝えることができる

なお、「署名ってどこだろう?」って思った場合は、ビジネス英文メールの基本構造を確認すると即効で理解できるはずだ。確認してみてほしい。

名前で検索する

次の方法としては、インターネット検索することだ。

相手のフルネームをネットで検索してみる。

画像という部分をクリックして画像によって性別を判断するという方法だ。

例えば、Sarah Brownさんと使用。

検索エンジンで「Sarah Brown」とタイピングして検索して画像をみてみてほしい。

女性がずらっと出てくるはずだ。なお、女性とわかった場合は、英語メール書き出しで女性が宛先の場合で詳しく説明しているので確認してみてほしい。

この方法の注意点としては、画像検索のため必ずしも正確ではないという点だ。

なので、使用する際は十分に注意してほしい。

その際たる例として、ユニセックスの名前が世界中に存在するんだ。

例えば、同じ方法で「Kerry Brown」とインターネット検索して画像を確認してみてほしい。

男性も女性も出てきてしまう。

そうなんだ、「Kerry Brown」という名前の男性も女性も実際に存在するんだ。

性別を判断する場合の注意点-ユニセックス(中性的)名前

世界中でユニセックス(男性でも女性でも使える中性的)な名前が存在する。

例えば、こちらのUnisex Names - Gender-Neutral Baby Namesを参考にすると、

  • Avery
  • Riley
  • Jordan
  • Angel
  • Parker
  • Sawyer
  • Peyton
  • Quinn
  • Blake
  • Hayden
  • Taylor
  • Alexis
  • Rowan
  • Charlie
  • Emerson
  • Finley
  • River
  • Ariel
  • Emery
  • Morgan

これらの名前は全部中性的なユニセックスの名前だ。他にも英語名だけで数百を超える大量のユニセックスの名前が存在しているんだ。

「Taylor」というファーストネームは、Taylor Swift(テイラー スウィフト)という女性歌手がすごく有名なので、女性っぽい印象を受けるかもしれないが、Taylor Buchholz(テイラー バックホルツ)は有名なプロ野球選手(男性)だ。

実は日本語の中性的な名前でも、数多く存在するんだ。

例えば、

  • かおる(由美かおるさん(女性)、小林薫さん(男性))
  • あきら(木内あきらさん(女性)、中尾彬さん(男性))
  • ひろみ(北川 弘美さん(女性)、ヒロミさん(男性))
  • しのぶ(大竹しのぶさん(女性)、坂上忍さん(男性))
  • けい (保田圭さん(女性)、錦織圭さん(男性))
  • あさひ(井上あさひさん(女性)、内田朝陽さん(男性))

他にもたっくさんある。

このように、イメージだけで勝手に憶測で性別を判断すると、間違ってしまう危険性があるということを知っておこう。

まとめ

性別不明の英語メールの書き出しは、次の通りだ。

初めてメールする場合

  • Dear Mr./Ms.+フルネーム,
    例文:Dear Mr./Ms. Kerry Brown,
  • Dear Mr./Ms.+ラストネーム,
    例文:Dear Mr./Ms. Brown,
  • Dear +フルネーム,
    例文:Dear Kerry Brown,

2回目以降のメールをする場合

  • Dear +ファーストネーム,
    例文:Dear Kerry,
  • Dear +ファーストネーム-san,
    例文:Dear Kerry-san,
  • Dear +フルネーム,
    例文:Dear Kerry Brown,

性別の確認方法

  • 相手から自発的に教えてもらう工夫をする
  • インターネットで検索する

そして、性別不明の場合の注意点としては、ユニセックスの名前が存在するので、憶測で性別を判断すると間違ってしまう危険性があるということ。

そして、大切なこととしては、ビジネスで性別はあまり関係ない場合が多い。無理に聞く必要なないし、調べる必要もないってことだ。どうしてもビジネス上で性別を知る必要があるときは、相手に聞けばOKだ。

スポンサーリンク
社会人ならスタディサプリがおすすめ