ビジネス英語メール書き出しで女性が宛先の場合はMs/Miss/Mrs?

ビジネス英語メール書き出し女性が宛先の場合は「Ms.(ミズ)」「Miss.(ミス)」「Mrs.(ミセス)」のどれが正解なんですか?

男性は「Mr.」一択なのでわかるのですが・・・

ここは、勘違いすると失礼にあたるので、ぜひ以下の説明を確認してもらいたい。

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ビジネス英語メール書き出しで女性が宛先の場合はMs/Miss/Mrs?

女性用の敬称には次の3種類がある。

  • Ms.( 独身・既婚を問わない)
  • Miss.(独身女性)
  • Mrs.( 既婚女性)

これらの敬称は、「〇〇様」という意味だと中学のときに習った人が多いよね。

ビジネス上の実践で使う英語メールでは、

  • 男性なら「Mr.」
  • 女性なら「Ms.」

これが正解だ。

Miss.」と「Mrs.」は使っている人を見たことがないね。

既婚か未婚かといった情報をわざわざ開示する必要もないし、もちろん開示させるなんてもっての外だからね。

細かいことが注意点があるので具体的な事例を見て理解を深めよう。

女性とわかっている場合の書き出し事例(初めてのメール)

  • Dear Ms.+ファーストネーム ラストネーム,
    例:Dear Ms. Sarah Howkins,
  • Dear Ms.+ラストネーム,
    例:
    Dear Ms. Howkins,

このどちらかでOKだ。

Ms.をつける場合は、Hello やHiではなく、必ずDearを使おう。

性別表記に関して先進国のアメリカでは、女性はMs.に統一されているよ。

Dear Ms. フィーストネームっていう組み合わせはおかしいんでしょうか?

そうだね、それはほぼ使われない組み合わせだ。Ms.は距離のある表現なのに、次にくるのが距離を近く感じるファーストネームだとなんだかチグハグなニュアンスの違いが生じてしまう。

なるほど!これって、いつからMs.をとって「Dear+ファーストネーム」にしたらいいでしょうか?

女性とわかっている場合の書き出し事例(2回目以降のメール)

結論からいうと、親しくなったら

  • Dear+ファーストネーム
    例:Dear Sarah,

を使おう。

親しくなったらってどれくらいですか?

いい質問だね。これは相手との距離感次第だから、これでいい!とは言いにくいところだ。

ただ、個人的には2回目以降のメールから、「Dear+ファーストネーム」でメールを送るようにしているよ。

へ~!そんなに早くていいんですね。

うん、そうだね。2回目から変更する理由としては次の通りだ。

  • 2回目から変更しないとタイミングを見失いやすい
  • 2回目から変更することで、親しみやすい人だと思われやすい
  • 2回目から変更して、文句を言われた経験はゼロ

今まで何百人とメールしてきたけど、そこで問題になった経験はない。もちろん、相手の返信メールの距離感を考えつつだが、相手が社長でも同様のやり取りをしていて問題は起きたことがないね。

逆に、頑なにMs.を使い続ける方が距離感を取りたがっている感じがするか、取っつきにくい人だと思われてしまう可能性が高いのでおススメできない。

相手が「-san」を付けて返信してきてくれた場合

初めてメールをして、相手から返信がきたときに、「Dear 〇〇-san」という形で書き出しがあった場合、

こちらも次のように返信しよう。

  • Dear ファーストネーム-san
    例:Dear Sarah-san,

「-san」については、英語メールの-sanの書き出しを参照してみるとわかりやすいよ。

上司が女性の場合

上司が女性の場合「Dear+ファーストネーム」が最適だ。

例:Dear Sarah,

Ms.は堅苦しいのでつけなくてOKだ。

また、日本語では