記念日が過ぎたのに、恋人から何も言われなかった。「気にしていないふりをしたけれど、本当は寂しかった」と伝えたいなら、その日に起きたこと・自分の気持ち・これからの希望を一文ずつにできます。
mark itは、ここでは「その日を特別な日として祝う・心に留める」という意味です。大きなプレゼントだけを指しません。寂しかったのか、がっかりしたのか、怒っているのか。気持ちの言葉は、自分に合うものへ変えて構いません。
忘れたと決める前に、その日の出来事から話す
相手が「忘れていた」と言ったのか、何も触れなかったのでそう感じたのかで、最初の一文を変えます。まだ理由を聞いていないなら、You forgot our anniversary.と決めるより、We didn’t talk about our anniversary yesterday.(昨日、記念日の話をしなかったね)から聞けます。
気持ちは、次のように言えます。無理に寂しさだけへ言い換えたり、怒っているのに「大丈夫」と伝えたりする必要はありません。
| 今の気持ち | 英語 | 伝えること |
|---|---|---|
| 傷ついた・悲しかった | I felt hurt. | 自分が傷ついたこと |
| 楽しみにしていたぶん、がっかりした | I was disappointed. | 期待していたことと違った気持ち |
| まだ怒っている | I’m still angry about what happened. | 今も怒りが残っていること |
| 自分だけが大切にしているようで寂しかった | I felt alone in caring about this day. | その日を大切にする気持ちが共有されていないと感じたこと |
I felt alone in caring about this day.は少し重い言い方です。軽い残念さならI was a little disappointed.でも足ります。「英語ではこう感じるべき」という正解ではなく、自分が伝えたい強さを選びます。
約束を忘れられたのか、期待をまだ伝えていなかったのか
「一緒に夕食を食べよう」と決めていた場合と、何かしてくれるだろうと期待していた場合では、話す内容が違います。
二人で決めた予定があった場合
We agreed to…は、実際に二人で決めていたときの表現です。いつもそうしているから今年もそうだろう、という予想だけなら、次の言い方が合います。
お祝いしたいと、まだ言っていなかった場合
期待を伝えていなかったことに気づいても、「だから悲しむ資格がない」とする必要はありません。この文は自分を責めるためではなく、相手がまだ知らなかった希望を伝えるためのものです。前に話していたなら、I hadn’t said that clearly.の部分は使いません。
「高価な物がほしかったのではなく、一言ほしかった」と伝えたいなら、A message would have meant a lot to me.(メッセージをくれたら、すごくうれしかった)と、望んでいたことを具体的にできます。
謝られた・軽く流された・習慣が違ったときの返し方
謝ってくれたけれど、まだ気持ちが戻らない
これは、相手の謝罪を聞き、自分も話を続けたい場合の返事です。まだIt’s okay.(大丈夫だよ)と言える気持ちでなければ、無理にそう答えなくても構いません。
「ただの日付でしょ」と軽く流された
ここでのupsetは、悲しさや怒りなどで気持ちが乱れていることを広く表します。自分の感情をよりはっきり言いたければ、why I felt hurtやwhy I was angryへ変えられます。
話すたびに笑われるなど、今は会話を続けたくない場合は、I want to talk about this, but not while my feelings are being laughed at. Let’s stop for now.(この話はしたいけれど、気持ちを笑われながらは話したくない。今はいったんやめよう)と区切る言い方もあります。
「記念日を祝う習慣がない」と言われた
国籍から「この人は記念日を祝わない」と予想するのではなく、本人が話した習慣に対して使う例です。習慣の違いを聞くことと、自分の希望を取り下げることは同じではありません。二人とも続けられる形があるか、具体的に相談します。
次回の相談は、日付と小さな予定まで決める
「来年は忘れないで」で終えるより、どの日を記念日と考えているか・何を一緒にしたいかまで話せると、次の予定を立てられます。交際を始めた日について、初デートの日と付き合うと確認した日が違っていないかも聞けます。
次は、気持ちを伝えたあとに、翌年の過ごし方を相談する練習用の会話です。
B: I was thinking of our first date. I didn’t know we meant different days.
A: Could we use September 12? I’d be happy with dinner at home.
B: Yes. Let’s put it in our calendars now. We can decide what to cook a week before.
A: That sounds good. And if either of us has to work that evening, let’s choose another day together.
B: 私は初デートの日だと思っていたよ。違う日を考えていたとは知らなかった。
A: 9月12日にしない?家で一緒に夕食を食べられたらうれしい。
B: うん。今カレンダーに入れよう。何を作るかは1週間前に決めようか。
A: いいね。どちらかがその晩仕事になったら、別の日を一緒に選ぼう。
この会話では、日付が違っていたと分かり、二人で一つの日と過ごし方を決めています。実際に約束を忘れられた場面を、いつでも「日付の勘違いだった」と説明するための例ではありません。
カレンダーへの登録は、相手の愛情を採点する仕組みではなく、決めた予定を思い出すための手段です。「当日ぴったり」「近い週末」「メッセージだけ」など、二人が希望する形を話します。今年の分を改めて祝いたいなら、Would you like to celebrate together this weekend?(今週末、一緒にお祝いしない?)とも聞けます。
愛情を試す言い方から、今回の希望へ戻す
傷ついていると、「本当に好きなら覚えているはず」と言いたくなることもあります。ただ、その文だけでは、何を変えてほしいのかが相手に伝わりません。
| 話が広がりすぎる言い方 | 今回伝えたいことへ絞る例 |
|---|---|
| If you loved me, you would have remembered. | This day matters to me, and I felt hurt. この日は私にとって大切で、悲しかった。 |
| You never care about anything. | I wanted us to spend time together yesterday. 昨日は二人で過ごしたかった。 |
| Whatever. It’s fine. | I’m not ready to talk yet, but it isn’t fine for me. まだ話す気持ちにはなれないけれど、私は平気ではないよ。 |
It’s fine.自体が悪い表現なのではありません。本当に気にしていないなら使えます。平気ではないのに相手に察してほしい場面では、右側のように、今は話せないことと気持ちを分けて伝えられます。
反対に、自分がきつい言葉を言ってしまったなら、その言い方について謝ることもできます。悲しかったという話を取り消さず、I’m sorry I said you never care. I was hurt, but that wasn’t fair.(何も大切にしていないなんて言ってごめん。傷ついていたけれど、あの言い方はよくなかった)と分けて伝えられます。謝る言葉をもっと選びたい場合は、恋人への「ごめんね」の英語を参照してください。
自分が言いたい3文を、一度声に出してみる
次の空欄を、日本語で決めてから英語にしてみましょう。
- 起きたこと:記念日に何も話さなかった/決めていた夕食の予定が変わった。
- 気持ち:悲しかった/がっかりした/まだ怒っている。
- 希望:少し時間がほしい/今週末に祝いたい/来年の過ごし方を相談したい。
3文を必ず一度に言う必要はありません。今は気持ちだけ話したいなら、I felt hurt. I wanted you to know that.(悲しかったんだ。それを知ってほしかった)で止めても構いません。相手の返答を聞いてから、次の希望を話せます。
お祝いのメッセージを書きたい段階になったら、記念日の英語メッセージ例文も使えます。ここではまず、自分が何を大切にしていたかを伝える一文から始めてみてください。