友達のホームパーティーへ、頼まれたデザートを持って到着した。挨拶はできたけれど、袋のまま渡すのか、台所へ運ぶのかが分からない。家に招かれたときには、会話を盛り上げる英語だけでなく、その家の段取りを短く尋ねる英語も役立ちます。
Where would you like me to put this?(これはどこへ置けばいい?)なら、持ってきた物の置き場所を聞けます。手伝いたいときは、Is there anything I can help with?(何か手伝えることはある?)と聞き、頼まれた作業を一つ引き受けるところから始められます。
国や地域だけで、手土産、靴、料理の取り分け方まで決める必要はありません。以下では、友達宅で開かれる一晩の集まりを例に、事前の連絡から帰る前まで、ホストに確認する言葉を紹介します。
持参物は「何か持っていく?」から、具体的な分担へ
参加することが決まったら、Would you like me to bring anything?(何か持っていこうか?)と聞けます。何を用意するか迷う場合は、デザートや飲み物など、自分が用意できる物を一つ提案します。
B: Dessert would be great. There'll be six of us.
A: Okay. I'll bring something for six people. Is there anything you'd like me to avoid?
B:デザート、助かるよ。全部で6人の予定。
A:分かった。6人分を持っていくね。避けたほうがいい物はある?
この例では、デザートが当日の料理の分担になっています。「ホストへの贈り物」とは目的が違うので、人数や、すでに用意している物と重ならないかを確認しています。例の6人は、この会話の人数です。
手作りを前提にする必要もありません。Would it be okay if I brought something from a bakery?(お店で買ったものを持っていってもいい?)と聞けます。食べられない物がある場合は、当日になって無理をせず、先に本人からホストへ伝えます。
B: Thanks, but we've got everything. Just bring yourself.
A: Great, thank you. I'll see you at six.
B:ありがとう。でも全部そろっているよ。何も持たずに来て。
A:分かった、ありがとう。6時に会おうね。
Just bring yourself.は、この場面では「自分だけ来てくれればいい」という返事です。「本当は持ってきてほしいはず」と決めて提案を重ねなくても大丈夫です。気になる場合は一度確認し、ホストの答えに合わせます。
別の友達も連れて行きたい場合は、人数が増えてから知らせるのではなく、Would it be okay if I brought a friend, or is it just the people you’ve invited?(友達を一人連れて行ってもいい?それとも招待した人だけの集まり?)と先に尋ねます。返事がないうちは、同伴してよいと受け取らないようにします。
到着したら、靴・上着・持ってきた物の置き場所を聞く
玄関では、Thanks for having me.(招いてくれてありがとう)と短く挨拶してから、必要なことを一つずつ聞けます。「外国の家だから靴のままでよい」などと決めず、目の前の家でどうすればよいかを尋ねます。
| 確認したいこと | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 靴 | Should I take my shoes off? | 靴は脱いだほうがいい? |
| 上着 | Where can I put my coat? | 上着はどこに置ける? |
| 持参物 | Where would you like me to put this? | これはどこへ置けばいい? |
| 洗面所 | Could you show me where the bathroom is? | トイレの場所を教えてもらえる? |
B: Thanks! I'll take it to the kitchen. You can leave your coat on the chair.
A: Great, thank you.
B:ありがとう!私が台所へ持っていくね。上着は椅子に置いていいよ。
A:分かった、ありがとう。
the dessert we talked aboutは、事前にデザートを持参すると話していた場合の言い方です。この会話ではホストが台所へ運ぶと答えているので、自分で冷蔵庫を開けたり、食器を探したりする必要はありません。
ホストへの贈り物として渡すなら、This is for you. You don’t need to open it now.(これはあなたへの贈り物だよ。今開けなくても大丈夫)と伝えることもできます。その場で使う分担品なのか、後で楽しんでもらう物なのかが分かる言葉を選びます。
到着が遅れそうなときは、分かった時点でI’m running about fifteen minutes late. Please don’t wait for me to start eating.(15分ほど遅れそう。食事は私を待たずに始めてね)と知らせられます。何分遅れるのが礼儀かを国別に覚えるより、約束した到着時刻と現在の見込みを合わせます。
手伝いは、ホストが頼みたい作業を一つ引き受ける
料理や準備で忙しそうなら、Is there anything I can help with?と声をかけます。何も要らないと言われたら、勝手に棚や冷蔵庫を開けず、その返事を受け取ります。自分の家でのやり方が、相手の段取りにも合うとは限らないからです。
B: Could you put these plates on the table?
A: Sure. Do you want one at each seat, or a stack by the food?
B: A stack by the food would be perfect.
B:このお皿をテーブルへ置いてもらえる?
A:もちろん。席ごとに1枚ずつ、それとも料理の横に重ねて置く?
B:料理の横に重ねてもらえると助かる。
「お皿を置いて」と頼まれても、席ごとに配るのか、自由に取る形なのかは分かりません。ここではone at each seat / a stack by the foodと、置き方を具体的に聞いています。確認が一つ済めば、その作業を引き受けられます。
別の作業を頼まれて分からなければ、Could you show me how you’d like it done?(どうすればいいか見せてもらえる?)と聞けます。何度も「何かない?」と探すより、頼まれたことを終えてから、ほかに必要かを確認します。
手伝いを断られたときの返事は、No problem. I’ll go and say hello to everyone.(分かった。みんなに挨拶してくるね)などで十分です。断られた理由を「信用されていない」と決める必要はありません。初対面の人が話している輪へ入るときは、英語イベントで会話の輪へ入る表現も使えます。
料理・飲み物・写真は、自由にしてよい範囲を確かめる
ホームパーティーでも、自由に取る形式と、ホストが順番に出す形式があります。料理が置かれているだけで、すぐ取ってよいとは限らないので、迷ったら短く聞きます。
B: Go ahead and help yourselves.
A: Thanks. This looks lovely.
B:どうぞ、自分たちで取ってね。
A:ありがとう。おいしそう。
help ourselvesは、この場面では「自分たちで料理を取る」という意味です。ホストがHelp yourself.と言った場合も、その場で案内された料理や飲み物の話で、家中の物を自由に使ってよいという意味ではありません。
飲み物を勧められて、別のものがよければ、Could I have some water instead, please?(代わりにお水をいただける?)と頼めます。飲酒しない理由を長く説明する必要はありません。食事を十分いただいたら、It was delicious, but I’m full. Thank you.(おいしかったけれど、おなかいっぱい。ありがとう)とおかわりを断れます。
写真を撮りたい場合は、Would it be okay to take a photo?(写真を撮ってもいい?)と聞きます。SNSにも載せたいなら、Would you be comfortable with me posting it, or would you prefer I kept it private?(投稿しても大丈夫?それとも非公開にしておくほうがいい?)と別に確認します。
写真に写る人にも希望を聞き、撮影と公開を同じ返事で済ませないようにします。友達の家の住所や私物が写り込んでいる場合も、そのまま広く共有してよいとは考えず、ホストへ確認します。
帰る前は、挨拶と片付け、持ち物の回収を短く済ませる
帰る時間になったら、ホストへ直接ひと言伝えます。皆がまだ楽しんでいても、架空の急用を作る必要はありません。
B: Thanks, but we'll take care of it.
A: Okay. Thanks again for having me. I'll get my coat.
B:ありがとう。でも、こちらでやっておくよ。
A:分かった。招いてくれて、改めてありがとう。上着を取ってくるね。
clear the tableは、テーブルの食器などを片付けることです。食器洗いまで引き受ける文ではありません。実際に頼まれたら、Where should I put these plates?(このお皿はどこへ置けばいい?)と、最後の置き場所を聞けます。
持参した容器がある場合は、Would you like me to leave the container here and collect it another day?(容器はここに置いて、別の日に取りに来ようか?)と相談できます。今すぐ中身を移して返してもらう前提にせず、帰るまでの余裕とホストの都合を合わせます。回収することになったら、後で実際の日時を決めます。
帰宅後のお礼は、長い英語にしなくても、Thanks again for tonight. I really enjoyed the board game after dinner.(今夜は改めてありがとう。夕食後のボードゲームが本当に楽しかった)など、実際に楽しかった一場面で十分です。
準備するなら、「持っていく物は決まっているか」「到着時刻は合っているか」「帰る前にホストへ何と言うか」を先に考えてみてください。当日は家のルールを当てようとするより、置き場所や手伝い方を一つずつ聞けば、その場に合う動き方を選べます。