夕食代をまとめて払ったあと、友達からの送金がまだない。「返して」と書くと責めているように聞こえそうで、連絡を延ばしてしまうことがあります。そんなときは、何の立替分か・相手の負担額・希望する期日・送金方法を一通にまとめると、相手も何をすればよいか分かります。

たとえば、二人で均等に分けると決めた夕食代8,400円を自分がまとめて払ったなら、友達の分は4,200円です。

最初の精算依頼
Hey Alex, your share of our dinner on October 3 is JPY 4,200. Could you send it to me by October 6 using the same payment method as last time? Thanks!

Alex、10月3日の夕食代、あなたの分は4,200円だよ。前回と同じ方法で、10月6日までに送ってもらえる?ありがとう!

「前回と同じ方法」は、二人ともその方法を把握している場合の例です。決まっていなければ、使える送金方法を確認する一文に替えます。なお、おごると伝えて払ったものを、後から当然の立替金として請求する文ではありません。

請求する前に、立替の合意と残額をそろえる

レシートの合計と、相手へお願いする金額は同じとは限りません。均等割りにしたのか、それぞれの注文分を払うのか、すでに一部を受け取ったのかを確かめます。

確認する項目この例の内容自分の連絡で確かめること
何の費用か10月3日の夕食日付と用件を特定できるか
支払い総額8,400円レシートと一致するか
決めた分担二人で半分ずつおごりや交代払いではなかったか
相手の負担分4,200円合意した分け方で計算したか
受領済み最初の依頼時点では0円すでに届いた送金を引いたか
今回お願いする残額4,200円金額と通貨が明確か

英語ではyour shareが「あなたの負担分」を表せます。pay me backは「私に返す」、I covered your shareは「あなたの分をいったん私が払った」という文脈で使えます。You owe me JPY 4,200.でも金額は伝わりますが、最初の連絡ならYour share is …から始め、具体的な依頼を続ける形が使えます。

分担の認識が違いそうなら、まずレシートと当時のやりとりを確認します。自分の記憶だけで「合意した」と言い切らないことも大切です。

分担の認識を確かめる
I thought we had agreed to split the bill equally. My calculation is JPY 4,200 each. Did you understand it differently?

半分ずつにすると決めたと思っていたんだけど、私の計算では一人4,200円になるよ。違う理解だったかな?

送金方法と期日は、相手が答えられる形で伝える

最初の例のby October 6は「10月6日までに」という希望の期日です。自分がその日をお願いしただけなら、まだ双方が合意した返済日ではありません。相手の返事を確認し、難しい場合は実際に可能な日を聞けます。

送金方法が未定なら、Which payment method works for you?(どの支払い方法なら使える?)と尋ねます。すでに二人で使うと決めたアプリで請求を送る場合は、次の一文を添えられます。

合意したアプリで請求を送る
I've sent you a request for JPY 4,200 in the app we agreed to use.

使うと決めたアプリで、4,200円の請求を送ったよ。

実際に請求を送ってから使う文です。友達全員に見えるグループへ口座情報や請求画面を載せず、必要な相手との個別のやりとりにします。レシートを共有する場合も、無関係な支払情報などは見せる必要がありません。

期限を過ぎたら、入金状況と前の依頼を短く確認する

送金を見落としていないか、別の方法で届いていないかを先に確認します。そのうえで、相手が忘れていると決めつけず、こちらではまだ確認できていないことを伝えられます。

10月7日に、前の依頼を確認する
Hi Alex, I'm following up on the JPY 4,200 for dinner. I asked if you could send it by October 6, but I haven't received it yet. Could you let me know when you can send it?

Alex、夕食代の4,200円について、もう一度連絡するね。10月6日までに送ってもらえるかお願いしたけれど、まだ受け取れていないんだ。いつ送れそうか教えてもらえる?

ここではI asked if you could …と、自分が依頼した事実を述べています。相手がその日までに返すと実際に約束していたなら、We agreed on October 6.(10月6日と決めていたよね)に替えられます。返事がなかった依頼を、合意済みの期日へ書き換えないでください。

「もう送った」と言われたら、Thanks for letting me know. Which method did you use, and when did you send it?(知らせてくれてありがとう。どの方法で、いつ送った?)と確認できます。相手の送金通知と、自分が受け取った事実は分けて扱います。

分割や期日変更は、応じる場合だけ具体的に合意する

相手が「今すぐ全額は難しい」と言ったとき、分割に応じるかは自分で決められます。曖昧にWhenever is fine.(いつでもいいよ)と答えて後で困るなら、受け入れられる案を数字で確認します。

2,000円と2,200円に分ける案を受け入れる

相手が「10月8日に2,000円、10月15日に2,200円」と提案し、自分もその案でよい場合の返事です。

分割案を受け入れて確認する
That works for me: JPY 2,000 by October 8 and the remaining JPY 2,200 by October 15. Please use the same payment method for both.

その予定で大丈夫。10月8日までに2,000円、残りの2,200円は10月15日までだね。どちらも同じ方法で送ってね。

これは相手の具体的な提案を受け入れる文です。こちらから初めてその案を出すなら、冒頭をWould this work for you?(この予定でどうかな?)にして、相手の返事を待ちます。2,000円を実際に受け取ったら、残額だけを確認できます。

一部を受け取ったあと
I've received the JPY 2,000, thank you. The remaining balance is JPY 2,200, due by October 15 as we agreed.

2,000円を受け取ったよ、ありがとう。残りは2,200円で、決めたとおり10月15日までだね。

提案された日程では困る場合

相手の案に応じられないときは、その点を伝え、自分が希望する条件を提示できます。相手が必ずその条件で払えるとは限らないので、返事を確認します。

分割案をそのまま受け入れない
That schedule doesn't work for me. I need the full JPY 4,200 by October 10. Can you manage that?

その日程だと私の都合がつかないんだ。10月10日までに4,200円全額が必要なんだけど、対応できそう?

Can you manage that?は「それはできそう?」という確認です。期日や金額を書けば返金が保証されるわけではありませんが、どの条件が難しいのかを話す土台になります。

返金の連絡と、これから立て替えるかは分ける

未精算のまま次の食事代やチケット代も払ってほしいと言われたら、新たな立替を断れます。今回の金額を確認することと、今後もまとめて払うことは別の判断です。

次回の立替を断る
I can't cover your share again. Please pay for your own ticket this time.

もう一度あなたの分を立て替えることはできないんだ。今回は自分のチケット代を自分で払ってね。

If you were a real friend, you’d pay me back.(本当の友達なら返すはず)のように友情を試す言い方を足すより、金額・前のやりとり・次に必要な返事を短く伝えます。反対に、相手から友情を理由に追加の立替を迫られても、応じる義務はありません。

未払いの話が続く場合も、何通も連投したり、グループで相手を責めたりせず、確認した金額とやりとりを整理しておきます。脅しや怖さがあるなら、一対一で会って説明を続けることより、信頼できる人に相談することを優先してください。

送信前には、通貨・金額・受領済みの額・依頼か合意かを一度見直します。今回の例なら、4,200円から2,000円を受け取ったあとは2,200円です。最初の請求額をそのまま再送しないよう、連絡のたびに残額を更新します。お金以外の頼み事や友達との距離感も考えたい場合は、大人の友達づくりの英語から、困っている場面に合う表現を探せます。