真中 結
取引先から質問メールが来たんですが、その場で答えられない内容で…。「社内で確認してから返信します」って英語でどう書けばいいんでしょう?とりあえず I will check and reply later. と送っておけば大丈夫ですよね?

北条 大和
惜しいね。意味は通じるけど reply は少し硬くて唐突だし、later だといつ返ってくるのか分からず相手を不安にさせてしまう。ビジネスでは get back to you を使って、さらに「いつまでに返すか」を必ず添えるのが信頼のコツなんだ。今日はこの「確認して返信します」の型を丸ごと教えるよ。

結論

その場で答えられず「確認して返信します」と伝えるなら、Let me check and get back to you.(確認してから改めてご連絡します)が自然です。時間がかかりそうなら I’ll look into this and get back to you by [日付].(確認のうえ、〇日までにご連絡します)と回答予定日を添えましょう。フォーマルには I will confirm the details internally and respond to you shortly. が使えます。replyPlease wait for a moment は避けるのが無難です。

確認して返信する英語メールの基本

すぐに回答できない問い合わせを受けたとき、大切なのは「今は答えられないが、放置はしない」という姿勢を相手に伝えることです。日本語の「確認して返信します」をそのまま単語に置き換えると不自然になりがちなので、まずは丸ごと覚えて使える結論フレーズから押さえましょう。

まず使える結論フレーズ

相手の質問にその場で答えられないとき、迷ったら次の一文を使えば間違いありません。

英語例文
Let me check and get back to you.
日本語訳例文
確認のうえ、改めてご連絡いたします。

Let me check は「確認させてください」、get back to you は「(後ほど)折り返しご連絡します」という意味の定番表現です。日本語の「返信します」を reply と直訳するより、この get back to you のほうがはるかに自然でやわらかく響きます。まずはこの一文を「確認して返信します」の基本形として覚えておきましょう。

そして、ビジネスで信頼を得る最大のコツは、「いつまでに返すか」をセットで伝えることです。「確認します」だけで終えると、相手は「いつ返ってくるのか」と不安になります。次のように回答予定を添えるだけで、印象が大きく変わります。

英語例文
I’ll look into this and get back to you by tomorrow afternoon.
日本語訳例文
こちら確認のうえ、明日の午後までにご連絡いたします。

look into this は「(詳しく)調べる・確認する」という意味で、少し込み入った内容を確認するときにぴったりです。by tomorrow afternoon のように期限を示すことで、相手は安心して待つことができます。

丁寧度別の言い換え

同じ「確認して返信します」でも、相手との関係やていねいさに応じて表現を選びます。いずれも「今は答えられないが後ほど連絡する」という意図を伝える言い回しです。

丁寧度英語表現使う場面
カジュアルLet me check and get back to you.社内・気心の知れた相手
標準I’ll look into this and get back to you shortly.普段のやりとり全般(迷ったらこれ)
フォーマルI will confirm the details internally and respond to you shortly.初めての取引先、目上の相手

get back to you は幅広く使える便利な表現で、これ一つ覚えておけば大半の場面に対応できます。フォーマルにしたいときは confirm(確認する)や respond(回答する)を使い、internally(社内で)を添えると「持ち帰って確認する」というニュアンスが明確になります。shortly は「間もなく・近いうちに」という意味で、急ぎ対応する姿勢をやわらかく示せます。

確認して返信するメールの書き方

確認して返信する旨のメールは、相手を待たせる連絡だからこそ「何を確認するのか」「いつ返せるのか」を明確にするのが肝心です。件名から結びまで、順に組み立て方を見ていきましょう。

件名の書き方

相手の問い合わせに返信する形なら、件名は元のメールの Re: をそのまま活かすのが基本です。新たに件名を立てる場合は、確認中であることが伝わる語を添えると親切です。

英語例文
Re: Inquiry About Delivery Schedule (Checking Now)
日本語訳例文
Re: 納期に関するお問い合わせ(確認中です)

(Checking Now)(Update to Follow)(追ってご連絡します)を件名に添えると、開かなくても「確認中で、まだ最終回答ではない」ことが一目で伝わります。相手も「返事が来た=解決した」と早合点せずに済みます。

本文に入れるべき要素

  1. 問い合わせへのお礼と受領の一言(Thank you for your inquiry. など)
  2. 今すぐ答えられない旨と、確認する姿勢(I need to check with our team など)
  3. いつまでに返すか(by tomorrow / by end of this week など回答予定日)
  4. 待ってもらうことへのひとこと(Thank you for your patience など)

この4点を押さえると、相手は安心して回答を待てます。特に大切なのが3番目の回答予定日です。「確認します」だけで期限がないと、相手は催促すべきか迷ってしまいます。「いつまでに返す」と自分から示すことが、ビジネスの信頼につながります。

結び・署名前の一文

英語例文
Thank you for your patience. I’ll be in touch as soon as I have an update.
日本語訳例文
お待たせして恐れ入ります。状況が分かり次第、すぐにご連絡いたします。

Thank you for your patience.(お待ちいただきありがとうございます)は、相手を待たせる連絡をやわらかく締めくくる定番の一文です。I’ll be in touch as soon as I have an update.(進展があり次第すぐ連絡します)と続けると、放置しない姿勢が伝わり、相手は安心して待てます。

確認して返信する場面別英語例文

ここからは、実際のシーン別に使える例文を紹介します。「社内で確認する」「時間がかかる」「回答予定日を伝える」の3パターンで、そのまま使える形にまとめました。

社内で確認してから返す場合

自分だけでは判断できず、上司や他部署に確認してから返答したいケースです。ここでは Dear 〜 Best regards までの全文メールで、確認して返信する流れを丸ごと確認しましょう。

英語例文
Dear Ms. Carter,

Thank you for your inquiry about the discount for bulk orders.

I’d like to give you an accurate answer, so let me check with our sales team first. I will get back to you by the end of this week.

Thank you for your patience.

Best regards,
Yui Manaka

日本語訳例文
カーター様

大口注文の割引についてお問い合わせいただきありがとうございます。

正確にお答えしたいので、まず営業チームに確認させてください。今週末までに改めてご連絡いたします。

お待たせして恐れ入ります。

真中 結

let me check with our sales team(営業チームに確認させてください)のように「誰に確認するのか」を示すと、単なる先延ばしではなく「正確に答えるための確認」だと伝わります。I’d like to give you an accurate answer(正確にお答えしたいので)を前置きすれば、待たせる理由が前向きに響きます。

時間がかかりそうな場合

確認に数日かかりそうで、すぐには回答予定日を確定できないケースです。

英語例文
This may take a little time to confirm, as I need to check with several departments.

I’ll look into it right away and update you as soon as I can.

日本語訳例文
複数の部署に確認が必要なため、確定まで少しお時間をいただくかもしれません。

すぐに確認を始め、分かり次第できるだけ早くご連絡いたします。

This may take a little time to confirm(確認に少し時間がかかるかもしれません)と正直に伝えたうえで、as I need to check with several departments(複数部署への確認が必要なため)と理由を添えると、相手は納得して待てます。日付を約束できないときも、right away(すぐに)や as soon as I can(できるだけ早く)で「対応を後回しにはしない」姿勢を示すことが大切です。

回答予定日を伝える場合

いつまでに返せるかがはっきりしているケースです。回答予定日を明示することで、相手は予定を立てやすくなります。

英語例文
I’ll look into this and get back to you by Thursday, June 5.

If anything comes up before then, I’ll let you know right away.

日本語訳例文
こちら確認のうえ、6月5日(木)までにご連絡いたします。

それより前に何か分かりましたら、すぐにお知らせいたします。

by Thursday, June 5 のように曜日と日付をセットで示すと、期限が明確に伝わり誤解が生まれません。回答予定日を伝えるときは as soon as possible のようなあいまいな表現より、具体的な日付を示すほうがはるかに信頼されます。約束した日までに間に合いそうにないと分かった時点で、早めに一報を入れるのもビジネスマナーです。

確認して返信するで使える英語フレーズ

そのまま使える短文フレーズ

英語フレーズ日本語の意味
Let me check and get back to you.確認のうえ、改めてご連絡します
I’ll look into this and get back to you shortly.確認して、間もなくご連絡します
I need to check with my team first.まずチームに確認が必要です
I’ll get back to you by [date].〇日までにご連絡します
I’m still looking into this.まだ確認中です
Thank you for your patience.お待ちいただきありがとうございます

核になるのは get back to you(折り返し連絡する)と look into(確認・調査する)の2つです。この2つを軸に、by [date] で回答予定日を添えるだけで、失礼のない「確認して返信します」が完成します。「まだ確認中です」と途中経過を伝えたいときは I’m still looking into this. が便利です。

フォーマルにしたいときの表現

プラスで覚えておきたい英語フレーズ
社外や目上の相手にとりわけ丁寧に伝えたいときは I will confirm the details internally and respond to you shortly.(社内で詳細を確認のうえ、間もなくご回答いたします)が上品です。さらに Please allow me some time to look into this matter, and I will provide you with an update by [date].(本件を確認するお時間を少々いただければと存じます。〇日までに進捗をご報告いたします)とすれば、期限を示しつつ最上級の丁寧さを保てます。respondprovide you with an updatereply よりフォーマルな響きになります。

確認して返信するメールでよくある間違い

日本語直訳で不自然になる表現

× I will check and reply later.
「確認して後で返信します」を直訳した形ですが、reply は「返答する」という硬く事務的な響きで、やや唐突に感じられます。また later だといつ返ってくるのか分からず、相手を不安にさせます。○ Let me check and get back to you by tomorrow.(確認して、明日までにご連絡します)のように get back to you期限にすると自然で丁寧です。

× Please wait for a moment.
「少々お待ちください」のつもりでも、これは対面や電話で使う口頭的な表現で、しかも Please wait は「待て」という命令に近く響きます。メールで待ってもらうなら ○ I’ll get back to you soon.(間もなくご連絡します)や ○ Thank you for your patience.(お待ちいただきありがとうございます)と、相手を主語にした言い方が適切です。

ポイントは、日本語の「返信します」「お待ちください」をそのまま単語に置き換えないことです。英語のビジネスメールでは、get back to you で「折り返す」姿勢を示し、patience で「待ってもらう感謝」を伝えるのが定番の型です。

相手に誤解されないための注意点

  • 回答予定日を必ず添える:「確認します」だけで終えると、相手は「いつ返ってくるのか」と不安になります。by Friday のように期限を示すことが信頼につながります
  • reply より get back to youreply は硬く唐突に響きがち。get back to you のほうが自然でやわらかい印象になります
  • 命令口調を避けるPlease wait. は「待て」に近い響き。Thank you for your patience. と相手への感謝で包むと丁寧です
  • 約束した期限は守る:間に合わないと分かったら、期限前に一報を。I’m still looking into this and will update you by [date]. と途中経過を伝えれば信頼を保てます

まとめ

テンプレートの使い回し方

確認して返信するメールは、次の3ステップでどんな場面にも応用できます。「get back to you+回答予定日」の型さえ押さえれば、相手を不安にさせない返信が作れます。

  1. 問い合わせに Thank you for your inquiry. とお礼を述べ、受け取ったことを示す
  2. 本文で Let me check with our team and get back to you by [date]. と、確認する姿勢・回答予定日を示す
  3. 結びに Thank you for your patience. を置き、待ってもらう感謝を伝える

途中経過を挟みたいときは I’m still looking into this.(まだ確認中です)の一報を入れると、より丁寧です。逆に、確認に時間がかかりお詫びも添えたい場合は、返信の遅れをわびる表現も知っておくと安心です。

関連記事

確認に手間取り、返信が遅くなってしまったときのお詫びの伝え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

そもそもの問い合わせメールの書き方や、受け取ったメールへの返信の型を体系的に押さえたい方はこちらもどうぞ。