真中 結
やってしまいました…。取引先に送った英語メール、打ち合わせの日付を火曜日と書くべきところを月曜日って書いちゃったんです。もう送信済みで、どう訂正メールを出せばいいのか頭が真っ白で…。

真中 結
「さっきのは間違いでした」って英語でどう言えばいいんでしょう。中途半端に直すと、かえって相手を混乱させちゃいそうで怖くて…。

北条 大和
大丈夫、送信後の訂正は誰にでもあることだよ。コツはただ一つ、「どこを、どう直したのか」をはっきり書くこと。今日は日時や数字の間違い、添付ミス、訂正版の再送まで、そのまま使える訂正メールの型を教えるね。

結論

送信済みメールの訂正は、Please note a correction to my previous email.(前回のメールに訂正があります)と切り出し、誤りと正しい内容をセットで明示するのが基本です。軽いミスなら Correction: the meeting is on Tuesday, not Monday. のように一文で完結。件名の頭に Correction: を付けると、訂正メールだと一目で伝わります。

訂正メールを英語で伝える基本

送信後に誤りに気づいたときにまず大切なのは、慌てて長い言い訳を書かないことです。訂正メールで相手が知りたいのは「どこが間違いで、正しくは何なのか」の一点だけ。ここを最短で伝えられれば、それで用は足ります。

まず使える結論フレーズ

誤りに気づいたら、迷わず次のどちらかで切り出してください。丁寧さと分かりやすさのバランスが取れた、訂正メールの定番フレーズです。

英語例文
Please note a correction to my previous email.

I’d like to correct a mistake in my earlier email.

日本語訳例文
前回のメールに訂正がありますのでお知らせします。

先ほどのメールの誤りを訂正させてください。

correction(訂正)は、この場面の中心となる名詞です。Please note a correction は「訂正点にご注意ください」という落ち着いた言い方で、社外にも安心して使えます。もう少しやわらかくしたいなら I’d like to correct a mistake(誤りを訂正させてください)が便利。動詞は correct(〜を訂正する)を使うのがポイントです。

そして軽微なミスであれば、前置きなしで一文だけ送るほうがむしろスマートです。

英語例文
Correction: the meeting is on Tuesday, not Monday.
日本語訳例文
訂正します。打ち合わせは月曜日ではなく火曜日です。

Correction: と冒頭に置くだけで「これは訂正の連絡だ」と即座に伝わります。続けて A, not B(Bではなくて A)の形で「正しい情報/間違った情報」を並べると、誤解の余地がありません。日時や数字のちょっとした間違いなら、この一文で十分に事足ります。

丁寧度別の言い換え

相手との関係やミスの重さに応じて、切り出し方を3段階で使い分けましょう。いずれも「訂正」という事実をきちんと伝える点は共通です。

丁寧度英語表現使う場面
カジュアルQuick correction — it should be Tuesday, not Monday.社内・気心の知れた相手
標準I’d like to correct a mistake in my earlier email.普段のやりとり全般(迷ったらこれ)
フォーマルPlease note a correction to the information in my previous email.初めての取引先、目上の相手

Quick correction(ちょっと訂正です)は社内向けの軽い言い方。it should be A(正しくは A です)と続けると自然につながります。フォーマルにしたいときは Please note a correction to the information in my previous email. のように the information(内容)を挟むと、より落ち着いた印象になります。

訂正メールの書き方

件名の書き方

訂正メールは、元のメールに返信(RE:)する形で送るのが基本です。相手が元メールとひも付けて読めるので、どの情報の訂正なのかがすぐ分かります。そのうえで、件名の頭に Correction: を付けるのが、英語圏でよく使われる分かりやすい流儀です。

英語例文
Correction: Meeting Date for the Project Kickoff
日本語訳例文
【訂正】プロジェクト開始ミーティングの日程について

元の件名を活かして頭に Correction: を足すだけで完成します。Correction: の代わりに Corrected:(訂正済み)や Updated:(更新)を使う流儀もあります。いずれにせよ、件名を見ただけで「これは前のメールの訂正だ」と分かるようにしておくのが狙いです。

本文に入れるべき要素

訂正メールの本文は、次の順番で組み立てると迷いません。誤解を防ぐ鍵は、3番目の「どこをどう直したか」を具体的に書くことです。

  1. 訂正がある旨を伝える(Please note a correction… など)
  2. 軽くお詫びする(Sorry for the confusion / My apologies の一言)
  3. 誤りと正しい内容をセットで示す(A, not B の形で明確に)
  4. 締めの一言(Thank you for your understanding など)

特に3番目が肝心です。The correct date is Tuesday, May 13, not Monday, May 12.(正しい日付は5月12日月曜ではなく5月13日火曜です)のように、正しい情報と誤った情報を並べて書くと、相手はどこを読み替えればよいか一目で分かります。「訂正します」とだけ書いて肝心の中身が曖昧だと、かえって新たな混乱を生むので注意しましょう。

結び・署名前の一文

英語例文
Sorry for any confusion, and thank you for your understanding.
日本語訳例文
混乱させてしまい申し訳ありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

Sorry for any confusion(混乱させてしまってすみません)は、訂正メールの締めにぴったりの軽いお詫びです。any を入れると「もし混乱させていたら」という控えめなニュアンスになり、深刻になりすぎません。最後に thank you for your understanding(ご理解に感謝します)を添えると、前向きに締めくくれます。

訂正メールの場面別英語例文

日時や数字を間違えた場合

最も多いのが、日付・時刻・金額・数量といった数字の打ち間違いです。全文メールの形で、訂正の型を確認しましょう。

英語例文
Dear Mr. Smith,

Please note a correction to my previous email. I’m sorry for the mix-up.

The kickoff meeting is on Tuesday, May 13, not Monday, May 12. The time (10:00 a.m.) remains the same.

Sorry for any confusion, and thank you for your understanding.

Best regards,
Yui Manaka

日本語訳例文
スミス様

前回のメールに訂正がありますのでお知らせします。取り違えてしまい申し訳ありません。

開始ミーティングは5月12日月曜ではなく、5月13日火曜です。時刻(午前10時)は変わりません。

混乱させてしまい申し訳ありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

真中 結

ポイントは on Tuesday, May 13, not Monday, May 12 と、正しい日付を先に、誤った日付を後に置いていること。さらに The time remains the same.(時刻は変わりません)と、変わらない部分も明記すると親切です。「どこが変わって、どこが変わらないか」がはっきりすると、相手は安心して予定を直せます。

添付・リンクが誤っていた場合

間違ったファイルを添付したり、リンク先を貼り違えたりしたときは、前のメールを無視してもらうことを明確に伝えます。

英語例文
Please disregard the link in my previous email — it was incorrect.

Here is the correct link: [URL]. Sorry for the confusion.

日本語訳例文
先ほどのメールのリンクは誤りでしたので無視してください。

正しいリンクはこちらです:[URL]。混乱させてしまい申し訳ありません。

Please disregard…(〜は無視してください)は、誤りを取り消したいときの定番フレーズです。Please ignore… も同じ意味で使えます。そのうえで Here is the correct link.(正しいリンクはこちらです)と、必ず正しいものをセットで提示するのが鉄則。「間違いでした」で終わらせず、正解までワンセットで届けましょう。

訂正版を再送する場合

資料そのものに誤りがあり、修正版(revised)を作り直して送るケースです。revised(改訂した)という語が活躍します。

英語例文
I found a typo in the report I sent earlier, so I’m sending the revised version.

Please use the attached file instead of the previous one.

日本語訳例文
先ほどお送りしたレポートに誤字が見つかりましたので、修正版をお送りします。

前回のファイルではなく、添付のファイルをご使用ください。

typo は「タイプミス・誤字」を表すカジュアルながらビジネスでも通じる語です。the revised version(修正版)を送り、Please use the attached file instead of the previous one.(前のファイルではなく添付をお使いください)と、どちらを使うべきかをはっきり指示します。「差し替えてください」を instead of the previous one で表現できると、指示が明確になります。

訂正メールで使える英語フレーズ

そのまま使える短文フレーズ

英語フレーズ日本語の意味
Please note a correction to my previous email.前回のメールに訂正があります
I’d like to correct a mistake in my earlier email.先ほどのメールの誤りを訂正させてください
Correction: it should be A, not B.訂正します。BではなくAが正しいです
The correct date is Tuesday.正しい日付は火曜日です
Please disregard my previous email.先ほどのメールは無視してください
I’m sending the revised version.修正版をお送りします
Sorry for any confusion.混乱させてしまい申し訳ありません

フォーマルにしたいときの表現

プラスで覚えておきたい英語フレーズ
社外や目上の相手に丁寧に伝えたいときは I would like to make a correction to the details in my previous message.(前回のメッセージの内容を訂正させていただきます)が上品です。「訂正する」を make a correction と名詞で表すと、動詞の correct よりあらたまった響きになります。誤りを認める一言を添えたいなら The error was on my end.(こちらの手違いでした)が便利。on my end(こちら側の)は、責任の所在をやわらかく示せる表現です。

訂正メールでよくある間違い

日本語直訳で不自然になる表現

× I want to fix my mail.
「メールを直したい」をそのまま訳した口語的すぎる表現です。fix は「(壊れたものを)修理する」の語感が強く、mail は郵便物を指すこともあり曖昧。ビジネスでは ○ I’d like to correct my previous email.(先ほどのメールを訂正させてください)と、correctemail を使うのが自然です。

× The correct is Tuesday.
correct を「正しいもの」という名詞のつもりで使った品詞ミスです。correct は形容詞なので、単独では主語になれません。○ The correct date is Tuesday.(正しい日付は火曜日です)のように、correct の後ろに date などの名詞を必ず置きましょう。

相手に誤解されないための注意点

  • 誤りと正解を必ずセットで書く:「間違っていました」だけでは、相手はどう直せばよいか分かりません。A, not B の形で正しい情報まで届けましょう
  • 訂正箇所を1点に絞って明示する:あちこち曖昧に触れると新たな混乱を招きます。どこを直したのかをピンポイントで示すのが誤解防止の鍵です
  • 謝りすぎないI’m terribly sorry for my terrible mistake… と深刻に謝ると、かえって重く受け取られます。Sorry for any confusion. の一言で十分です
  • 宛先そのものを間違えたときは別対応:本文の内容ではなく送り先ごと間違えた場合は、訂正ではなくお詫びが必要です。詳しくは誤送信のお詫び英語メール例文を参考にしてください

まとめ

テンプレートの使い回し方

訂正メールは、次の3ステップでどんな場面にも応用できます。慌てず、正しい情報を確実に届けることだけを意識しましょう。

  1. 元メールに返信(RE:)する形で、件名の頭に Correction: を付ける
  2. 本文冒頭で Please note a correction to my previous email. と訂正がある旨を伝える
  3. The correct … is A, not B. の形で、誤りと正しい内容をセットで明示する

この型さえ押さえておけば、日時のミスも添付間違いも、落ち着いて訂正できます。大切なのは、正しい情報を一度で確実に伝えきることです。

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