

結論
今夜だけお酒を飲みたくないなら、No, thanks. I’m not drinking tonight. I’d like sparkling water instead.(いいえ、ありがとう。今夜は飲みません。代わりに炭酸水をお願いします)が基本です。普段から飲まないならI don’t drink.を使います。断りは短く断る→必要なら代替を選ぶ→再勧誘を止める→尊重されなければ離れるの4段階で考えます。健康、服薬、妊娠、宗教、回復などの理由を明かす必要はありません。飲まない選択は、デートや集まりへの不参加、相手への拒絶、ほかの行為への同意を意味しません。
お酒の断りは4段階で強さを上げる
最初から強い警告を出す必要はありません。しかし、断っているのに説明を増やすと、相手に「理由を解決すれば飲む」と受け取られることがあります。自分の返答を相手の反応に合わせて一段ずつ明確にします。
| 段階 | 目的 | 英語 |
|---|---|---|
| 1. 断る | 今の選択を短く伝える | No, thanks. I’m not drinking tonight. |
| 2. 代替 | 参加は続けたいと示す | I’d like sparkling water instead. |
| 3. 境界線 | 再勧誘を止める | I’ve said no. Please stop asking. |
| 4. 離れる | 尊重されない場を終える | I’m leaving now. |
代替は「その場にはいたい」ときだけ足します。帰りたい、参加したくない、注文自体を終えたいなら、代替を示す義務はありません。
I don’t drinkとI’m not drinking tonightの違い
日本語の「飲みません」は、普段の方針にも今日の選択にも使えます。英語では期間を分けると、必要以上に自分を説明せずに済みます。
| 英語 | 主な範囲 | 向く場面 |
|---|---|---|
| I don’t drink. | 普段から飲まない | 生活上の方針・習慣 |
| I’m not drinking tonight. | 今夜は飲まない | 今日だけの選択 |
| I don’t want a drink. | 今の一杯はいらない | 差し出された飲み物を断る |
| No alcohol for me, thanks. | 自分の注文に酒は不要 | 店員やホストへの注文 |
I can’t drink.は、体質・健康上・規則上など「飲めない事情がある」と解釈されることがあります。本当にその意味なら使えますが、単に自分で飲まないと決めた場面では、I don’t drink.またはI’m not drinking tonight.のほうが選択を直接伝えます。
soberは「今夜は飲まない」の万能な言い換えではない
soberには「酒を飲んでいない・酔っていない」という意味があり、回復との文脈で一定期間飲んでいない状態を表すこともあります。Cambridge Dictionaryのsoberの定義でも、現在酔っていない意味と、依存からの回復に関する意味の両方が示されています。
ただし、自分や相手の事情を知らないままAre you sober?やYou’re a sober person.とラベル付けしません。今夜の注文だけなら、I’m not drinking tonight.で十分です。回復中かどうかを周囲が聞き出す必要もありません。
理由は言わず「自分の選択」として断れる
「明日が早い」「車を運転する」など、言いやすい理由を自分から足すことはできます。しかし、理由がなければ断れないわけではありません。理由を聞かれても、同じ選択を短く返せます。
You: I just don’t want to drink tonight. Water is perfect for me.
あなた:今夜は飲みたくないだけです。私は水で十分です。
服薬、妊娠の可能性、宗教、体調、依存からの回復などを相手に推測させたり、本人の代わりに説明したりしません。「話さない」という返答も完了した返答です。
ノンアルを注文して、参加と飲酒を分ける
集まりに参加することと、アルコールを飲むことは別です。食事や会話を楽しみたいなら、自分が注文したい飲み物を具体的に伝えます。
Cambridge Dictionaryではnon-alcoholicをアルコールを含まない飲料に使う形容詞と説明しています。ただし、商品表示や「alcohol-free」「low-alcohol」の基準は国・地域や商品で異なり得ます。完全に避ける必要がある場合は、呼び名だけで判断せず、店員への確認と現物の表示を使います。
デートでは飲まない選択と会う意思を別々に伝える
デート相手からバーを提案されたとき、相手に会いたいが飲みたくないなら、二つを一文ずつ分けます。飲まないことを相手への評価にしません。
場所を変えたいだけなら代案を出せます。会うこと自体を断る場合はマッチングアプリで会うのを断る英語、その場でデートを終える場合はデートを早めに切り上げる英語を参照してください。
職場・友達・家族の集まりでは参加方法を選ぶ
相手との関係ごとに説明を変える必要はありません。職場なら飲み物の注文、友達なら活動への参加、家族なら同じ食卓にいることを示すと、飲酒だけを切り離せます。
ワーキングホリデー中の誘い全体はワーホリで友達を作る英語が扱います。ここで扱うのは、誘いに参加するかではなく、参加先で自分の飲酒だけを断る返答です。
「一杯だけ」と再び勧められたら、理由ではなく境界線を返す
一度目の勧めは、相手が自分の選択を知らなかっただけかもしれません。一度断った後も「少しなら」「みんな飲んでいる」と続く場合は、別の理由を探さず、すでに答えたことを示します。
You: No. I’m not drinking tonight. Please stop offering me alcohol.
あなた:いいえ。今夜は飲みません。お酒を勧めるのはやめてください。
You: The strength isn’t the issue. I’ve chosen not to drink.
あなた:強さの問題ではありません。飲まないと決めています。
米国NIAAAのDrink Refusal Skillsは、返答を短く明確にし、長い説明や曖昧な言い訳を避け、相手が続ける場合は同じ拒否を繰り返す方法や、その場を離れる選択を案内しています。これは相手を論破する方法ではなく、自分の選択を交渉にしないための準備です。
断りを尊重されないときは、飲み物より安全を優先する
注文を間違えた可能性と、意図的な圧力は分けます。店員への確認で交換できるなら訂正します。一方、何度断っても飲ませようとする、飲み物の中身を隠す、手元から離れた飲み物を強く勧める、帰るのを妨げる場合は会話の練習ではありません。
Tinderの現行Safety Tipsは、デート相手が自分の快適な範囲を超えて飲ませようとする場合は断りを維持してデートを終えること、飲み物を放置せず提供元を確認すること、不快なら店員などへ助けを求めて離れることを案内しています。どの手順も安全を保証するものではないため、差し迫った危険では文章を送ることより、周囲の支援と所在地の緊急通報先を優先します。
避けたいNG表現と対応
| NG | 起こり得るずれ | 切り替え |
|---|---|---|
| Maybe later. | 後なら飲むという余地が残る | I’m not drinking tonight. |
| I shouldn’t drink. | 本当は飲みたいが控える響きになり得る | I’ve chosen not to drink. |
| 長い理由を作る | 理由への反論や私的な質問が続く | No, thanks.で完了する |
| 笑って受け取り、飲まない | 注文ミスや再勧誘が続く | 受け取る前に明確に断る |
| 相手の飲酒を批判する | 自分の境界線から相手の評価へずれる | 自分の選択だけを主語にする |
I shouldn’t drink.自体が間違いなのではありません。医師の指示、運転、翌日の予定など「控えるべき事情」を本人が伝えたい場合には使えます。ただし、理由を交渉されたくない場合は、I’m not drinking.のほうが決定として明確です。
会話スクリプト:最初の断りから離れる判断まで
【会話スクリプト】デートで相手がワインを勧め、結は食事を続けたいと最初に伝えます。相手が尊重しないため、最後は安全に離れる場面です。
Yui: No, thanks. I’m not drinking tonight. I’d like sparkling water, but I’m happy to stay for dinner.
結:いいえ、ありがとう。今夜は飲みません。炭酸水がいいですが、夕食は喜んでご一緒します。
Yui: I’ve already said no. Please stop trying to change my answer.
結:すでに断りました。私の答えを変えようとするのはやめてください。
Yui: My answer isn’t being respected, so I’m ending the date now.
結:私の答えが尊重されていないので、今このデートを終えます。
成功は、相手に理由を理解してもらうことではありません。最初の「No」が尊重されれば食事を続けられ、尊重されなければ終了へ切り替えられることが、このスクリプトの目的です。
練習:場面ごとに「No+次の選択」を一つ作る
- 普段から飲まないか、今夜だけ飲まないかを選ぶ
- I don’t drink.またはI’m not drinking tonight.を声に出す
- 参加を続けたい場合だけ、water / tea / dinner / coffeeを足す
- Please stop offering me alcohol.を同じ声量で繰り返す
- 誰に助けを求め、どう帰るかを集まりの前に確認する
【1語置換】sparkling waterをstill water / iced tea / juice / a non-alcoholic beerへ置き換えます。【2ターン練習】相手役には、①すぐ受け入れる、②理由を聞く、③一杯だけと続ける、の三通りで返してもらいます。③では説明を足さず、境界線か終了へ進みます。
出かける前・注文する前のチェックリスト
- 普段の方針か今夜だけか、時間の範囲を決めた
- 理由なしで言える短い断りを一つ用意した
- 必要なら自分で選ぶノンアル飲料を決めた
- 商品表示が重要な場合は、名称だけでなく含有を確認する
- 再勧誘には新しい説明を出さず、同じ返答を使う
- 飲み物の提供元と手元を確認し、違和感があれば飲まない
- 帰り方、信頼できる連絡先、店員へ頼む言葉を確認した
よくある質問
I don’t drink.は「今は飲みたくない」という意味になりますか?
通常は「普段からお酒を飲まない」という方針・習慣として受け取られます。今日だけならI’m not drinking tonight.、今差し出された一杯だけならI don’t want a drink, thanks.と期間を狭めると伝わりやすくなります。
理由を聞かれたら答えないと失礼ですか?
答える義務はありません。I just don’t want to drink tonight.またはI’d rather not discuss the reason.で返答を完了できます。相手が尊重するために、健康や私生活の情報を証明する必要はありません。
non-alcoholicとalcohol-freeは同じですか?
日常会話ではどちらもアルコールなしを求めるときに使われますが、ラベルの法的基準や微量含有の扱いは地域・商品で異なり得ます。完全に避ける必要がある場合は、Does this contain any alcohol?と尋ね、現物表示と店の回答を確認してください。
断った後も飲ませようとされる場合、どこまで強く言えますか?
I’ve said no. Please stop offering me alcohol.と明確に止められます。それでも続く、飲み物の中身を隠す、帰宅を妨げる場合は、さらに丁寧な表現を探さず、その場を離れ、店員や信頼できる人へ助けを求めます。差し迫った危険では所在地の緊急通報先を優先します。
まとめ:飲まない理由ではなく、今の選択を伝える
- 普段から飲まないならI don’t drink.、今夜だけならI’m not drinking tonight.を使う
- 理由は任意で、説明しない返答も完了した返答になる
- 参加したい場合だけ、ノンアル飲料や別の場所を代替として出す
- 再勧誘には同じ「No」を返し、説明ではなく境界線を明確にする
- 断りを尊重されない、飲み物に不安がある、帰宅を妨げられる場合は安全に離れる
まずはNo, thanks. I’m not drinking tonight.を一度声に出してください。次に、参加を続けたい場合だけI’d like sparkling water instead.を足します。理由を用意しなくても、この二文で自分の飲み物を自分で選べます。
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