真中 結
取引先から資料が届いたので、まず「受け取りました」とだけ返信したいんです。でも Thank you for your kindness みたいに書くと、なんだか大げさすぎる気がして…。短く丁寧に「受領しました」って、英語でどう書けばいいんでしょう?

真中 結
中身をちゃんと確認するのは後になりそうなので、とりあえず「届いたことだけ先に伝える」返信がしたくて。でも I confirmed your mail って書いたら、なにか変な意味になったりしませんか?

北条 大和
いい着眼点だね。受領確認は「届きました」「あとで確認します」の2点を短く返すのが正解で、長く書く必要はないんだ。confirm は「確定する」の意味が強いから、受け取ったことを伝えるなら received を使うのが自然だよ。そのまま使える型を紹介するね。

結論

資料やメールを受け取ったことだけを先に伝えたいときは、I have received your email, thank you.(メールを受け取りました。ありがとうございます)が最もシンプルで使いやすい返信です。少しフォーマルにするなら This is to confirm that I have received the documents.(資料を確かに受領いたしました)と書きます。中身を後で確認する場合は I will review it and get back to you by [日付].(確認のうえ、〇日までにご連絡します)と、次のアクションを一言添えるのがビジネスでは好印象です。

ビジネスメールでは、資料やメールが届いたら「確かに受け取りました」と一次返信を返すのがマナーです。送った側は「相手にちゃんと届いたか」を気にしているため、内容への回答が後になる場合でも、受領だけを先に短く知らせるだけで安心してもらえます。この記事では、受領確認に特化した英語メール例文とフレーズを、そのまま使える形で紹介します。お礼を長く述べる「お礼メール」とは違い、ここでは短く・丁寧に・次の予告までを意識していきましょう。

受け取りましたを伝える英語メールの基本

受領確認のメールは、長い文章を必要としません。求められているのは「確かに届きました」という事実と、必要に応じて「このあとどうするか」の一言だけです。まずは基本となる型を押さえましょう。

まず使える結論フレーズ

資料やメールを受け取ったら、真っ先に「受け取りました」と伝えます。動詞は received(受け取った)を使うのが基本です。現在完了形の have received にすると、「たった今受け取り、今その状態です」というニュアンスがきれいに伝わります。

英語例文
I have received your email, thank you.
I will review it and get back to you by Friday.
日本語訳例文
メールを受け取りました。ありがとうございます。
内容を確認のうえ、金曜日までにご連絡いたします。

1文目で受領を伝え、2文目で次のアクションを予告する。この2文だけで、丁寧な受領確認メールが完成します。get back to you(あらためて連絡する)は、ビジネスで非常によく使う定番フレーズです。

丁寧度別の言い換え

相手との関係やメールの重要度に応じて、少しずつトーンを変えられます。基本の意味は同じで、動詞まわりを調整するだけです。

丁寧度英語表現使う場面
カジュアルThanks, I’ve got it.社内やよく知る相手への軽い返信
標準I have received your email, thank you.社内・取引先どちらでも使える基本形
ややフォーマルThank you for sending the documents. I have received them.取引先に資料を送ってもらったとき
フォーマルThis is to confirm that I have received the documents.目上の相手や正式なやり取りに
最もかたいI acknowledge receipt of your quotation.契約・見積もりなど記録を残す場面

acknowledge receipt of ~(〜の受領を確認する)は、受領確認の最もかたい定型表現です。見積書や請求書、正式な書類など「受け取った記録を残しておきたい」場面で使うと引き締まります。ただしカジュアルなやり取りで多用すると、堅苦しく事務的に見えるので、相手や場面を選んで使いましょう。

受領確認メールの書き方

受領確認メールは、次の流れで組み立てると迷いません。件名で用件を示し、本文で「受け取ったこと」「必要なら次のアクション」を短く伝え、結びで締めます。

件名の書き方

受領確認メールは、件名の段階で「受け取りの連絡だ」と分かるようにすると親切です。元のメールに返信する形なら、件名はそのまま RE: で残すのが自然です。

場面件名例
受領を明示するConfirmation of Receipt
資料の受領Documents Received – Thank You
元のメールに返信RE: (元の件名)
見積もりなどの受領Receipt of Your Quotation

短い一次返信であれば、件名を凝る必要はありません。元のメールへの返信ボタンから、そのまま RE: で返すのが最も分かりやすい方法です。

本文に入れるべき要素

受領確認の本文は、次の要素を短くまとめれば十分です。すべてを盛り込む必要はなく、状況に応じて1〜3を選びます。

  1. 受け取ったことを伝える
    I have received your email / the documents. で、まず「届きました」とはっきり示す
  2. 送ってくれたことへのお礼
    Thank you for sending it. と一言添えると印象がやわらかくなる
  3. 次のアクションを予告する
    I will review it and get back to you by [日付]. で、このあとの流れを伝える

ここで大切なのは、受領確認では短く返すほうがビジネスでは好印象だということです。届いた事実を早く知らせることに価値があるので、長い前置きや過剰なお礼はかえって不要です。中身への詳しい回答は、あらためて別のメールで返せば問題ありません。

結び・署名前の一文

結びには、次の連絡を予感させる一文を添えると自然に締まります。すぐに回答できない場合でも、これがあると相手は安心して待てます。

英語例文
Thank you again for sending this over.
I will be in touch shortly.
日本語訳例文
お送りいただき、あらためてありがとうございます。
追って、こちらからご連絡いたします。

受領確認の場面別英語例文

ここからは、よくある3つの場面別に、そのまま使える英語メール例文を紹介します。

資料を受け取った場合

取引先から資料やファイルを送ってもらったときの、基本の受領確認です。全文メールの例で見てみましょう。短くても、これだけで丁寧な一次返信になります。

英語例文
Subject: RE: Product Catalog for FY2026

Dear Mr. Brown,

Thank you for sending the documents. I have received them without any problems.

I will review the contents and get back to you by next Wednesday.

Thank you again for your prompt reply.

Best regards,
Yui Manaka

日本語訳例文
件名:RE: 2026年度製品カタログ

ブラウン様

資料をお送りいただき、ありがとうございます。問題なく受領いたしました。

内容を確認のうえ、来週水曜日までにご連絡いたします。

迅速にご対応いただき、あらためて御礼申し上げます。

よろしくお願いいたします。
真中 結

without any problems(問題なく)と添えると、「ファイルが開けた・欠けなく届いた」ことまで伝わり、相手はより安心できます。

メールを確認した場合

資料ではなく、依頼や連絡のメールを受け取り、「読みました・把握しました」と伝えたい場面です。内容を理解したことを示すなら noted が便利です。

英語例文
Thank you for your email. I have received it and noted the details.
I will proceed accordingly and update you soon.
日本語訳例文
メールをありがとうございます。受け取り、内容を確認いたしました。
その方向で進め、追ってご報告いたします。

noted the details(詳細を把握しました)や Noted with thanks.(承知しました、ありがとうございます)は、内容を理解したうえで受領したことを短く伝える定番表現です。

後で確認して返信する場合

受け取ったものの、じっくり確認するのは後になる、という場面です。ここでこそ「受領だけを先に伝える一次返信」が役立ちます。いつ返信できるかの目安を添えるのがポイントです。

英語例文
Thank you for your email. I have received it.
I am currently tied up with another task, so I will review it and get back to you by the end of the week.
Thank you for your patience.
日本語訳例文
メールをありがとうございます。確かに受け取りました。
ただいま別の業務で立て込んでおりますので、確認のうえ、今週中にご連絡いたします。
お待たせしますが、よろしくお願いいたします。

get back to you by the end of the week(今週中に連絡します)のように、返信の目安を具体的に示すと、相手は無用な催促をせずに済みます。Thank you for your patience.(お待ちいただきありがとうございます)は、待たせることへの気づかいを表す便利な一文です。

受領確認で使える英語フレーズ

場面ごとの例文をもとに、単体でも使える便利なフレーズを整理しておきましょう。

そのまま使える短文フレーズ

英語フレーズ意味
I have received your email.メールを受け取りました。
Thank you for sending the documents.資料をお送りいただきありがとうございます。
Noted with thanks.承知しました、ありがとうございます。
I will review it and get back to you.確認のうえ、あらためてご連絡します。
I’ll be in touch shortly.追ってご連絡いたします。

フォーマルにしたいときの表現

取引先や目上の相手、記録を残したい正式なやり取りには、丁寧度を上げた表現が安心です。

英語フレーズ意味
This is to confirm that I have received the documents.資料を確かに受領いたしましたことをお知らせします。
I acknowledge receipt of your quotation.お見積もりを受領いたしました。
We have duly received your invoice.請求書を確かに受領いたしました。
I will review it and get back to you by [date].確認のうえ、〇日までにご連絡いたします。
プラスで覚えておきたい英語フレーズ
相手に「受け取ったら一報がほしい」とお願いする側になることもあります。そのときは Please acknowledge receipt of this email.(このメールを受け取りましたら、ご一報ください)と書きます。逆に自分が確認の連絡を返すときは、Duly received, thank you.(確かに受領しました、ありがとうございます)と短く返すと、かっちりした印象になります。

受領確認メールでよくある間違い

日本語をそのまま英語にすると、意味がずれたり、大げさに響いたりすることがあります。よくある間違いを確認しておきましょう。

日本語直訳で不自然になる表現

「確認しました」を confirm で訳そうとして、次のような英文を書いてしまう人がいます。

× I confirmed your mail.
confirm は「(予約や事実を)確定する・裏付ける」という意味が強い動詞です。これでは「あなたのメールを(正しいと)確定した」のように、意図とずれて伝わってしまいます。また mail は郵便物を指すため、電子メールなら email が適切です。
I have received your email.(メールを受け取りました)と、received を使いましょう。
× I received it, thank you for your kindness.
間違いではありませんが、受領の一次返信としては大げさです。your kindness(ご親切)は、親身な助けや厚意に対して使う言葉で、資料が届いた程度の場面では重すぎます。
I have received it, thank you. や ○ Thank you for sending it. のように、軽く添える程度がちょうどよい丁寧さです。

相手に誤解されないための注意点

受領確認では、あいまいさや過不足が相手を迷わせることがあります。次の点に気をつけましょう。

  • acknowledge receipt を口語で多用しない:正式で便利な表現ですが、社内の軽いやり取りで繰り返すと、事務的で冷たい印象になります。カジュアルな場面では received や got it で十分です。
  • 「確認します」の時制に注意する:まだ中身を見ていないなら I will review it(これから確認します)です。I reviewed it と過去形にすると「もう確認し終えた」と誤解されます。
  • 返信の目安を書く:受領だけ伝えて放置すると、相手はいつ返事が来るか分かりません。get back to you by [日付] と、次の連絡の時期を添えましょう。

まとめ

受領確認の英語メールは、決まった型さえ押さえれば、短時間で丁寧に対応できます。ポイントは、届いたことを早く・短く伝え、必要なら次のアクションを一言添えることでした。confirm ではなく received を使う、という基本も忘れないようにしましょう。

テンプレートの使い回し方

次の3ステップを覚えておけば、資料でもメールでも見積もりでも応用できます。

  1. 受領を伝える
    I have received your email, thank you.(フォーマルなら This is to confirm that I have received the documents.)
  2. 次のアクションを予告する
    I will review it and get back to you by [日付].
  3. 結びで締める
    Thank you for sending this over. / I’ll be in touch shortly.

短く返すのがビジネスでは好印象、という原則を思い出せば、迷わず一次返信を送れます。記録を残したい正式な場面だけ、acknowledge receipt of ~ に切り替えれば万全です。

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受け取ったあとにお礼を伝えたいときの書き出しや、英文メールの基本構造は、次の記事で詳しく紹介しています。あわせて読むと、受領確認から本文の返信まで、ひととおり対応できるようになります。