納期を聞いて「11月10日です」と返ってきても、それが工場を出る日なのか、自社に届く日なのかで、予定の組み方は変わります。英語で確認するときは、何が・どこで・いつ起きる予定かを一緒に尋ねましょう。

発注済みの商品が倉庫を出る日を聞く
Could you confirm the expected shipment date from your warehouse for PO 2026-118?

注文番号PO 2026-118について、御社倉庫からの出荷予定日をご確認いただけますでしょうか。

from your warehouseを添えると、知りたいのが相手の倉庫から出る日だと伝わります。発注前なら標準的に何週間かかるか、発注後ならその注文の現在の予定を聞きます。以下の型番・数量・注文番号・日付は、差し替えて使うための作例です。

lead timeは期間、ETD・ETAは場所を添えて尋ねる予定

日本語の「納期」を毎回delivery dateに置き換えると、出荷と到着のどちらを尋ねているかが曖昧になります。まず、欲しい答えを次の表で選びます。

表現何を確認するか添えたい条件
lead time開始から完了までの期間注文確定から出荷までか、入金からか。輸送期間を含むか
cargo ready date / ready date貨物の引き渡し準備が整う予定日供給元、倉庫など、どの場所で準備が整うのか
shipping date / shipment date出荷・発送予定日どこの倉庫・工場から出る日か
ETD出発予定日時。船便では本船の出港予定出発港と対象の船便。工場出荷日とは分ける
ETA到着予定日時到着港か、自社倉庫か。どの地点への到着か

cargo ready dateは工場だけに限られず、指定した倉庫などで貨物を引き渡せる見込みの日を指します。FlexportのCRD解説でも、供給元や指定場所を区別しています。また、船便のETDはMaerskの案内のように、本船の出発予定として使われます。

「4週間」と回答された場合も、起点を確認します。注文確定から4週間なのか、前払金の入金確認から4週間なのかが不明なままでは、カレンダーに日付を置けません。

発注前:品番と数量を伝え、標準リードタイムを聞く

まだ注文を決めておらず、社内の購入計画に必要な期間を調べている場面です。We are considering…と書けば、検討段階であることが伝わります。

発注前の標準納期を確認するメール全文
Subject: Standard lead time inquiry — Model AX-20, 200 units

Dear [相手の名前],

We are considering an order for 200 units of Model AX-20.

Could you let us know the current standard lead time from order confirmation to shipment from your warehouse? If the lead time starts from a different point, such as receipt of advance payment, please let us know.

We would also appreciate a separate estimate of the transit time to our warehouse in Yokohama, Japan.

This information will help us prepare our purchasing schedule.

Best regards,
[自分の名前]

件名:標準リードタイムのお問い合わせ — Model AX-20、200個

[相手の名前] 様

Model AX-20を200個発注することを検討しております。

現在の標準リードタイムを、注文確定から御社倉庫を出荷するまでの期間でお知らせいただけますでしょうか。前払金の入金確認など、別の時点から起算する場合は、その旨もお知らせください。

併せて、日本の横浜にある弊社倉庫までの輸送期間の目安を、別途お知らせいただけますと幸いです。

購入計画を立てるための参考にさせていただきます。

よろしくお願いいたします。
[自分の名前]

出荷までの期間と、その後の輸送期間を分けて聞いています。相手が輸送を手配しない取引なら、輸送期間の段落は外し、自社が手配する配送会社などへ確認します。見積もりに必要な仕様や送付先住所は、実際の問い合わせに補ってください。

最初から希望日を伝えるなら、「どこに届いてほしいか」も書きます。たとえばOur target delivery date at our Yokohama warehouse is November 20, 2026.(横浜の弊社倉庫への希望納入日は2026年11月20日です)。これは希望を伝える文なので、相手の承諾を得た日付として扱わないようにします。

提示された期間を短くしてほしい場合は、確認から交渉へ用件が変わります。前倒しの依頼や分納の相談は、納期短縮を依頼する英語メールにまとめています。

発注後:注文番号を示し、今の出荷予定を確認する

注文は受け付けられていて、まだ予定日を過ぎていない場面です。発注前に聞いた標準期間をそのまま当てはめず、この注文の現在の予定を確認します。

発注後の出荷予定日を確認するメール全文
Subject: Shipment schedule confirmation — PO 2026-118

Dear [相手の名前],

I am writing to confirm the current shipment schedule for PO 2026-118, covering 200 units of Model AX-20.

Could you confirm the expected shipment date from your warehouse?

As you are arranging delivery to our warehouse in Yokohama, could you also let us know the estimated delivery date there? Please distinguish this from the arrival date at Yokohama port.

If any dates are still pending, please let us know which ones and when you expect to be able to confirm them.

Best regards,
[自分の名前]

件名:出荷予定の確認 — PO 2026-118

[相手の名前] 様

Model AX-20、200個の注文番号PO 2026-118について、現在の出荷予定を確認したく、ご連絡いたしました。

御社倉庫からの出荷予定日をご確認いただけますでしょうか。

横浜の弊社倉庫までの配送を御社に手配いただいておりますので、そちらへの納入予定日もお知らせいただけますでしょうか。横浜港への到着日と区別していただけますと幸いです。

まだ未定の日付があれば、どの日付が未定で、いつ頃お知らせいただける見込みかをご教示ください。

よろしくお願いいたします。
[自分の名前]

この作例は、売り手が最終納入先まで配送を手配する設定です。自社で輸送を手配するなら、後半の納入日の質問は自社の手配先へ送ります。相手が知らない工程まで、まとめて回答を求める必要はありません。

船便のETD・ETAが必要なら、港名を入れる

社内で船便の予定も管理している場合は、次の一文を追加できます。港名は実際の輸送に合わせて差し替えてください。

船便の予定を追加で尋ねる
For the ocean shipment, could you also confirm the vessel’s ETD from Shanghai and ETA at Yokohama port?

船便について、本船の上海からの出港予定と横浜港への到着予定も、ご確認いただけますでしょうか。

ここで尋ねているのは港から港までの予定です。横浜港へ着く日が分かっても、それだけで自社倉庫への納入日が決まるわけではありません。

未回答の再確認:回答期限と納入希望日を分ける

前の問い合わせへの回答がなく、社内計画を更新するために返事が必要な場面です。同じ件名のスレッドで、注文番号と欲しい情報を短く繰り返します。ここで指定するのは返信してほしい日時です。

回答期限を添えて再確認するメール全文
Subject: Re: Shipment schedule confirmation — PO 2026-118

Dear [相手の名前],

I am following up on my email of November 2 regarding the shipment schedule for PO 2026-118.

Could you send us the latest expected shipment date from your warehouse by 5:00 p.m. Japan Standard Time on November 5, 2026? We need the information to update our internal purchasing schedule.

If the shipment date is not yet available, an update on the current status and when you expect to have a date would be helpful.

Best regards,
[自分の名前]

件名:Re: 出荷予定の確認 — PO 2026-118

[相手の名前] 様

PO 2026-118の出荷予定について、11月2日にお送りしたメールの件で再度ご連絡いたしました。

2026年11月5日、日本標準時の午後5時までに、御社倉庫からの最新の出荷予定日をお知らせいただけますでしょうか。社内の購入計画を更新するために必要としております。

まだ出荷予定日が分からない場合は、現在の状況と、いつ頃日付が分かる見込みかをお知らせいただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。
[自分の名前]

send us … by 5:00 p.m.なので、午後5時までに求めているのは情報の送付です。Please ship by November 5.にすると「11月5日までに出荷してください」という別の依頼になります。

回答期限は、相手の営業時間や確認に必要な時間も踏まえて設定します。まだ分からない日を無理に埋めてもらうより、何が未定か、次にいつ情報が出るかを聞く方が、その後の確認を進めやすくなります。

すでに約束の到着日を過ぎて荷物が届かない場合は、配送遅延を問い合わせる英語メールで、追跡情報や今後の対応も含めた文面を確認してください。

返ってきた日付を、そのまま「納期」として転記しない

たとえば「倉庫での準備完了は11月4日、上海出港は11月6日、横浜港到着は11月10日の予定」と返ってきたとします。この回答から分かるのは各工程の見込みで、横浜の自社倉庫に11月10日中に届くとは読み取れません。日付の間隔も、この作例の設定です。

到着場所を確認し直す
Just to confirm, does November 10 refer to arrival at Yokohama port? Could you also advise the estimated delivery date at our warehouse?

念のための確認ですが、11月10日は横浜港への到着日を指していますか。弊社倉庫への納入予定日もお知らせいただけますでしょうか。

expectedやestimatedが付く日付は見込みとして記録し、出荷済みの実績日とは分けます。Flexportの輸送期間の説明でも、各区間の期間は見積もりであり、遅れが生じ得ることを示しています。

メールを送る前に、次の欄を手元の注文内容で埋めると、質問の不足に気づけます。不要な欄を無理にメールへ入れず、相手に確認してほしい工程を選んでください。

記入欄書く内容
対象品番・仕様・数量。発注後なら注文番号
知りたい期間・日付注文確定から出荷まで/指定倉庫からの出荷日/指定場所への到着日
場所出荷元、出発港、到着港、最終納入先のうち、質問に必要な場所
希望納入日商品を必要とする日と場所。未合意なら希望だと分かる表現にする
回答期限情報の返答が必要な日・時刻・タイムゾーン
未定の場合現在の状況と、次に予定が分かる見込み時期

「納期を教えてください」から一歩進めて、まずは「注文確定から、どこの倉庫を出るまでの期間か」を書いてみてください。相手の返事を、社内で必要な日付と照らし合わせやすくなります。